ファーウェイ、5G対応の「Mate 30 Pro」を日本で発売

　ファーウェイ・ジャパンは、Androidスマートフォン「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」を日本で発売する。価格は12万8800円（税別）。

　Mate 30 Proは、2019年9月に発表されたフラッグシップモデル。6.53インチの有機ELディスプレイを搭載し、左右の両端を88度曲げて側面まで覆った「ホライゾンディスプレイ」というデザインが特徴。背面の素材はヴィーガンレザーを採用する。

　超広角、広角、望遠カメラと3D被写界深度センサーを搭載する4眼構成で、光学3倍、デジタル30倍のズーム撮影を実現。超広角と広角には約4000万画素の高画素センサーを搭載する。ISO 51200のウルトラローライト動画撮影やスローモーション撮影にも対応する。

　「Kirin 990 5G」を搭載し、日本市場向けのファーウェイ製スマートフォンでは初めて5Gに対応する機種となる。SA/NSA両対応で、対応バンドはn1/3/28/38/41/77/78/79。デュアルSIM仕様で、独自規格の外部ストレージ「NMカード」も利用できる。

　4500mAhのバッテリーを搭載し、電力効率を高めるための冷却システムも備える。有線では最大40W、無線では最大27Wの急速充電に対応する。Qi対応の他の機器を充電できるワイヤレス給電機能も引き続き搭載され、従来機種（Mate 20 Pro）比で約3倍の給電速度としている。

GMS非対応、アプリは「AppGallery」から

　Mate 30シリーズは、グローバル版を含めてGMS（Google Mobile Service）には対応していない。このため、独自エコシステム「HUAWEI Mobile Service（HMS）」を軸に各種サービスが提供され、アプリはPlayストアではなく「AppGallery」というアプリストアからダウンロードできる。

　ファーウェイは、開発者支援などの施策でAppGalleryの規模を拡大しており、170カ国以上で展開、月間4億人のアクティブユーザーがいることを説明。また、新しいアプリを使うまでの所要時間やストレージ容量を節約できる「QuickApp」という仕組み、カメラやAI処理チップの性能を最大限に引き出せるAPIの提供といった利点をアピールしている。

一般販売は4月中旬、特典付きの先行販売も実施

　日本でのMate 30 Proの一般販売は、4月中旬を予定。ヨドバシカメラ（秋葉原、梅田、横浜）とビックカメラ（新宿ビックロ）の一部店舗に出店している「ファーウェイ・ショップ」で販売する。ネット通販では、楽天市場とPayPayモールの公式ショップで取り扱う。

　また、東京と大阪のファーウェイカスタマーサービスセンターでは先行販売を実施する。3月16日～3月25日に公式サイトで申込を受け付け、東京・銀座店では3月28日～3月30日、大阪・梅田店では4月4日～4月6日に受け渡しを行う。先行販売は100名限定、1人2台まで購入できる。申込多数の場合は抽選となる。

　先行販売の特典として、完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds 3」と27Wワイヤレス充電器がプレゼントされ、1万円の割引も受けられる。

S-VIPサービス

　同機種の購入者には、S-VIP（Super VIP）サービスという特別サポートが提供される。通常1年の保証期間が2年に延長され、6カ月間の破損修理サポート、フィルム貼り付け2回無料、初期設定無料という特典が付帯する。

　S-VIPサービスのほかに、ファーウェイのクラウドストレージ50GBを3カ月間無料で利用でき、AppGalleryでのアプリ購入に利用できる500円分のポイントが進呈される。