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UQは今後も「WiMAXサービス」継続、2.5GHz帯を5Gで活用へ

 UQコミュニケーションズは、10月1日以降、MVNO事業の「UQ mobile」がKDDIへ統合された後も、引き続き高速ブロードバンドサービスのWiMAX事業を提供していくと発表した。WiMAXとUQ Mobileのセット割である「ウルトラギガMAX」は今後も利用できる。

KDDI高橋社長

 UQの親会社のひとつで、UQ mobileを承継するKDDIの代表取締役社長である高橋誠氏は、14日の決済会見で、UQ自身は今後もWiMAX 2+のサービスを提供すると説明。

 同氏は「UQ自体はバンド41(2.5GHz帯)を保有してWiMAXブランドは引き続きやっていく。MNOとして、UQはMVNOに向けサービスを提供するという立場がある。全リソースをブロードバンドに集中し、安定した収益が見込める」と述べた。

保有周波数を5Gへ

 続けて高橋氏は、「バンド41は周波数利用効率が非常に高い。5Gへ対応することを進めることで、高速無線ニーズへ対応することができる」とも述べた。

 既存のモバイル通信サービスの周波数では、法制度上、まだ5Gの電波を利用できないが、総務省が5月13日に発表した「周波数再編アクションプラン」では、2.5GHz帯の通信システムについて、5Gおよび5G対応の新たな無線高速ブロードバンド(BWA)システムに発展できるよう、2020年夏ごろまでに制度を整備する方針が示されている。