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MAMORIOとジェネシスホールディングスが資本業務提携

 落とし物、忘れ物防止タグ「MAMORIO」を販売するMAMORIOは、ジェネシスホールディングスと資本業務提携を締結した。

 ジェネシスは、中国・深圳に製造拠点を保有し、日本企業に特化したODMを行う企業で、顧客ニーズに合わせた小ロットで自由度の高いスマートデバイスを企画・開発・製造するノウハウを持ち、スマートフォン、タブレット、VRデバイスやAIロボットなど多様なITデバイスを手がける。

 MAMORIOは、Bluetoothを用いて貴重品の置き忘れを予防したり、紛失場所をスマートフォンへ知らせる紛失防止デバイス。法人向けの「MAMORIO Biz」では、これらの機能に加えて管理用のWebコンソールを追加し、グループ内での一括管理に対応している。

 今回の資本業務提携により、ジェネシスの有するIoTデバイス製造ノウハウや、中国・深圳の豊富なサプライチェーンを活用することで、生産体制の整備や製品のさらなるブラッシュアップを推進する。

 ジェネシスホールディングス代表取締役社長の藤岡氏は「弊社は以前より多くのスタートアップへの開発や製造の支援をして参りましたが、今回はスタートアップ企業へは初の業務資本提携と言う事で、今後どんな化学反応が起きるのかワクワクしております。弊社の得意とする深圳サプライチェーンを駆使したアジャイルな開発製造方式と、まもなく稼働を開始する自社による金型・成型工場を活用して、MAMORIO社が更に羽ばたけるように、厚く支援をしていく所存です」とコメントしている。

 MAMORIO代表取締役の増木氏のコメントは以下の通り。「弊社は「なくすを、なくす」をミッションに掲げ、Bluetoothを用いた世界最小クラスの紛失防止タグを開発してまいりました。今後更なる事業拡大を見据え製品力向上を目指す中でジェネシスとの提携へと至りました。深圳のサプライチェーンを熟知しIoT デバイスの企画・開発・製造に多大なノウハウと実績を持つジェネシス社との連携を通じて今後急拡大する紛失防止デバイス領域においてさらなる躍進ができると期待しております」