スタパ齋藤のApple野郎

出先でiPhone、リーディンググラス掛けるのが面倒〜!!! じゃあ鼻メガネは?

老眼は面倒臭ぇゼ!!!

 俺の場合、ここ数年はすっかり老眼。リーディンググラスっていうかシニアグラスっていうか老眼鏡が必須なのである。ちなみに老眼とは、近くのものがよく見えない(ピントが合わない)という目の老化現象だ。俺の場合は老眼のみで、近くがよく見えない以外は、眼鏡なしで生活できている。

 なのだが、もぅ凄く不便だし面倒。「ちょっとiPhoneでマップアプリを」てな時は老眼鏡必須。老眼鏡を掛けると近くがよく見えるようになるが、今度は中〜遠距離のものが見えにくくなる(見えるもののボヤケたり歪んだりして危険&気持ち悪い)ので、iPhone画面を見ない時は老眼鏡を外す必要がある。老眼鏡の掛け外しが超面倒なのだ。

 本連載バックナンバー「iPhoneの画面が小さ過ぎて読めなぁぁぁいッ!!! を3つの機能で解決」で書いた、iOSデバイスの表示を拡大する方法を使えば、老眼鏡ナシでもOKな時もある。ただ、その場合は腕をグッと伸ばして目からiPhone画面を離して見る姿勢になる。画面が遠いので、表示内容によってはこれも見づらい。また、いかにも老眼って感じで、何だか気恥かしい。

 iPhone画面だけではなく、運転中や買い物中も困りがち。運転中にはナビ画面の表示なんかが見づらいし、ダッシュボード周辺のボタンの表示なんかもそうだ。でも老眼鏡を掛けると今度は前方が見づらくなって危険。買い物中は商品のラベル内容なんかが読めない。

 これに対処すべく、遠近両用メガネってのを作ったこともある。1枚で複数の度数があるレンズで作ったメガネですな。でも結局、遠近両用メガネは意外なほど繊細な使いこなしが必要という感じで、全然慣れられなかった。

 そこで試してみたのが、鼻メガネ。鼻に引っ掛けるようにして使うテンプル(つる)無しのメガネが鼻メガネだが、長めのテンプル付きで鼻の前方に掛けるタイプのメガネもこう呼ぶようだ。↓こんなの。

鼻メガネな老眼鏡だと、掛けっぱなしで近くも遠くも見える♪

 普通のメガネよりもテンプルが長いので、鼻の先に掛けることができる鼻メガネ。老眼鏡タイプの鼻メガネを使うと、どうなるのか?

 まずは普通の老眼鏡を掛けた時の不便から。普通の老眼鏡はレンズが視野全体を覆うので、遠くが見づらくなる。↓こういうコトですな。

 一方、鼻メガネだと鼻の先に掛けるようにして使える。また、老眼鏡として売られている鼻メガネの場合、たいていアンダーフレームのメガネで、レンズは上側がないタイプが多い。なので、遠くはレンズ無しで見えて、近くはレンズ越しに見える。↓こういう感じ。

 素晴らしい!!! 鼻メガネな老眼鏡!!! コレだ!!! コレを購入してゆきたいッ!!!

 というコトで速攻で買って使ってみたら、これが実にイイ感じなのであった。特に買い物やクルマの運転において実用的。他にも“たまに近くをしっかり見る必要がある”という作業全般を快適にしてくれた。料理や片付け、テレビ見つつのスマートフォン調べ物、自転車メンテやクルマいじり、部屋の中での探しもの等々、いろいろ快適になった。

 もちろん、レンズが小さめの老眼鏡を鼻の先に引っ掛ける感じで使っても、鼻メガネ老眼鏡と同じ利便が得られる。のだが、普通の老眼鏡はテンプルも普通の長さなので、鼻の先に掛けると落としやすい。その点で鼻メガネは安定的に使えて非常に実用的だと感じる。

こんな鼻メガネ老眼鏡を使用中

 鼻メガネタイプの老眼鏡、ナニカと便利なので調子に乗って追加購入。出先で、クルマで、自宅で使用中。それぞれ軽くご紹介してみたい。

 まずは前出の品。Amazonで「鯖江ワークス(SABAE WORKS) 老眼鏡 鼻眼鏡」という名で1万2990円で売られていた。持っている鼻メガネの中ではいちばん作りがよく、鼻の先に掛けた感覚も良好。ハードケースが付属していた。

 それから、楽天市場で“鼻メガネ”で検索して見つけた“北欧デザイン”を謳った老眼鏡。デザイン云々より、商品説明に「鼻メガネとしても使えます」と書いてあったので購入。3996円だった。同時購入したケース(450円)が非常に細身で携帯性に優れているので、外出時にはいつもコレを携帯している。

 最後に、これも楽天市場で見つけた「モバイルリーダー」という品で、3080円で購入。テンプルの無い正真正銘の鼻メガネで老眼対応。厚さ約5mmのケースに入っていて、ケースは両面テープでスマートフォン背面などに貼り付けることができる。鼻に掛かる部分がヤスリのような滑りにくい素材でできていて、鼻先で保持可能。マネキンのツルツルの鼻だと保持できないが、指先に引っ掛けたらバッチリ保持された。

 ただ、鼻の形状などによっては不安定になるかも。また、ニカッと笑ったりすると、メガネが頬に押し出されて落ちちゃうことも。装着位置に若干注意する必要があるかもしれない。

 あ。なんか、ほぼAppleと関係ない話になってしまった。が、鼻メガネ老眼鏡により、iPhoneやiPadをいつでもどこでも凄く快適に使えるようになったっていうか、老眼鏡の掛け外しの面倒からだいぶ解放されてスッキリ。興味のある方はぜひ鼻メガネを調べてみてほしい♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。