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ドコモと栃木県が災害時における情報連携・相互協力で協定締結

 NTTドコモは、栃木県と災害時における情報連携・相互協力に向けた基本協定を7月3日に締結した。

 協定により、ドコモと栃木県は災害に備え平時から協力関係を構築し、災害発生時には住民の安全確保などの目的で相互に連携し、通信の早期復旧などに取り組む。

 協定は、地域の防災力を高めることを目的に栃木県とライフライン事業者4社が連携し、栃木県と各社個別の基本協定を同時に締結している。NTTドコモ以外には、東京電力パワーグリッド栃木総支社、東京ガス宇都宮支社、東日本電信電話(NTT)栃木支店が栃木県と協定を締結している。地域とライフライン事業者が一体的に協定を締結するのは国内初という。

 NTTドコモと栃木県は、災害に備えた連絡体制の確立、災害時における情報連携、災害時における相互協力の3つの分野で連携・協力する。

 連絡体制の確立では、災害時の連携を図るために平時から連絡体制を確立し、災害時には協議の上必要に応じてそれぞれ連絡員を派遣する。

 災害時における情報連携では、災害時に住民が避難している地域や避難所の情報、通信に関する情報を相互に提供する。また、災害時に両者が知り得た道路陥没、水没、土砂崩落、樹木倒壊などによる道路の寸断、復旧状況を共有する。

 災害時における相互協力は、災害時に通信など復旧の支障となる障害物の除去、応急措置を相互に協力して実施するほか、避難所などにおける通信手段の確保、所有する施設の相互提供などの協力を行う。