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パナソニック、1.5mからの落下にも耐える10.1インチの頑丈Androidタブレット「TOUGHBOOK FZ-A3」

TOUGHBOOK FZ-A3

 パナソニック モバイルコミュニケーションズは、タフネス仕様の法人向けAndroidタブレット「TOUGHBOOK FZ-A3」を7月15日から順次発売する。価格はオープン価格。

 TOUGHBOOK FZ-A3は、前モデルより頑丈設計を強化し、IP65相当の防水・防塵性能のほか、1.5mの高さからコンクリートへの落下耐久性能や、MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠する耐衝撃、耐振動性能などを備える10.1インチのAndroidタブレット。動作温度は-20℃~50℃で、-30℃~70℃での保管(非動作)にも対応する。

 ディスプレイはWUXGA(1920×1200ピクセル)の10.1インチ液晶を搭載する。タッチ操作モードは、使用シーンに合わせてノーマルモード、手袋操作モード、スタイラスペンモード、水滴誤動作防止モードを用意する。手袋操作モードは、厚め(約1mmまで)の手袋を装着していてもタッチ操作が可能。

 バッテリーはカバー一体型の取り外し可能なバッテリーパックを採用し、ユーザー自身で簡単に交換を行える。バッテリー駆動時間はWi-Fiモデルの場合、3200mAhの標準バッテリーパックで約9時間、5580mAhの大容量バッテリーパックでは約15.5時間。

 Wi-Fiモデルのほか、NTTドコモまたはauの通信網に対応するワイヤレスWAN(LTE)モデルも用意する。

 前モデルの「FZ-A2」ではオプションだったNFC機能を標準搭載した。本体に内蔵できるアタッチメントオプションとして、バーコードリーダー、USB2.0 Type-Aポート、スマートカードリーダーを用意する。

主な仕様

 OSはAndroid 9.0。EMMツールと連携してIT管理者による細かな設定や一元管理が行える。チップセットはQualcomm Snapdragon 660(SDM660)。メモリ(RAM)は4GB(LPDDR4)で、内蔵ストレージ(ROM)は64GB(eMMC)。外部ストレージとしてmicroSDカードに対応する。

 IEEE 802.11a/b/g/n/ac/d/h/i/w、Bluetooth 5.0をサポートする。また、IEEE 802.11k/r/vに準拠するクライアントローミングにも対応する。

 フロントカメラは約500万画素で、リアカメラは約800万画素(AF対応)。LEDフラッシュライトを搭載する。本体インターフェイスはUSB 3.0 Type-C×1、USB 2.0×1、拡張バスコネクター×1、ヘッドセット端子×1。

 本体の大きさと重さは、標準バッテリーパック搭載モデルが272×196×16.4mmで約892g、大容量バッテリーパック搭載モデルが272×196×26.2mmで約1052g。いずれも重さはWi-Fiモデルで、ワイヤレスWANモデルでは重さがそれぞれ11g増加する。

 別途、専用オプションとして、ショルダーストラップ、5連式バッテリーチャージャー、クレードル、ハンドストラップなどを用意する。