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スマホやマスクを除菌、サムスンのワイヤレス充電対応除菌BOXが便利

 新型コロナウィルス対策として様々な除菌グッズや製品が売られています。筆者の住む香港ではスマートフォンを入れて紫外線(UV)で除菌できる小型の装置が人気で様々なものを見かけます。

 どれを買えばいいのか悩ましいほどその種類はたくさんあります。そんな中で、サムスン香港が7月から「IT FIT UV Sterilizer with Wireless Charging」を発売しました。除菌だけではなく中に入れたスマートフォンのワイヤレス充電もできる優れものです。価格は398香港ドル(約5500円)でした。

サムスン香港が発売したUV除菌&ワイヤレス充電機

 この製品はサムスン物産(Samsung C&T)によるもので、サムスンの製品に合わせて開発された「Designed for Samsung」製品のひとつ。もちろんサムスン以外のスマートフォンにも対応します。またスマートフォン以外のものを入れて除菌することも可能とのこと。本体サイズは228×133×49.5mmとティッシュの箱を一回り小さくしたくらいの大きさ。しかし重量は369gとかなり軽めです。

テーブルの上に置くのにちょうどいいサイズ

 内部サイズは196×96×33mmなのでGalaxy S20 Ultraなどかなり大型のスマートフォンを入れることもできます。今後さらに大きいスマートフォンが出てきてもある程度の大きさのものまで入れることができそうです。またスマートフォン以外のものもこの中に入る大きさなら除菌できます。マスクを入れてみるとぴったりと収まったので、このサイズはそもそもマスクに合わせて設計されたのでしょう。

内部は大きいスマートフォンを入れても余裕のある大きさ
マスクを入れることもできる

 UVの除菌ランプとワイヤレス充電用の給電はUSB Type-C端子を使います。パッケージにはUSBケーブル(Type-A / Type-C)が1本付属していました。給電は9V/2Aまたは5V/1.2A対応なので、市販のUSB充電器が使えます。

 使い方は簡単です。USBケーブルを接続後、内部にワイヤレス充電対応のスマートフォンを入れるとすぐに充電が始まります。蓋は開けておいても締めてもどちらでも充電可能。このままワイヤレス充電器として使うこともできるのです。なおワイヤレス充電の出力は10Wです。

背面にType-C端子を備える
Galaxy Note10+を入れても余裕。すぐにワイヤレス充電が始まる

 一方、UV除菌する場合は蓋を閉めてから本体前面にあるボタンを押します。「ピー」とビープ音が鳴った後で緑のランプが点灯して除菌を開始。10分で自動的に除菌は終了、最大99%の除菌効果があるとのこと。なお除菌が終わって緑のランプが消えても、入れているスマートフォンのワイヤレス充電はそのまま継続されます。

 除菌中に蓋を開けると自動的にUVライトが消えるので、誤って紫外線を眼で浴びてしまうことのない安心設計になっています。再度除菌したい場合は再びふたを閉めてボタンを押します。蓋を閉めていると除菌状態がわかりませんが、除菌終了後に蓋を開け、UVライト部分を触ってみると少し暖かくなっていたのできちんとUV照射されていることがわかります。

ボタンを押して緑のランプが点灯すれば除菌開始。10分間で終わる
除菌後はUVライト部分が少し暖かくなっていた

 除菌機能だけを持った装置はこの半額程度で売っているものもあります。しかし帰宅後にマスクとスマートフォンの除菌をしたら、あとは使わずにテーブルの上で場所を取るだけの存在になってしまうでしょう。しかしサムスンのこの除菌BOXなら、帰宅後にまずマスクを除菌。次にスマートフォンを入れて除菌しつつ充電も行えるので無駄がありません。

 ロゴなども目立たないシンプルなデザインなので置く場所を選びません。軽量なので今後は出張先などにも持ち運ぼうかと思っています。