ニュース

ソラコム、au 5Gに対応したMVNO事業を2020年度に開始――AWS Wavelengthを活用した実証実験も実施

 ソラコムは、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」において、auの5Gネットワークを利用したMVNO事業を2020年度中に開始する。また、ソラコムとKDDIでは、5G利用のユースケース創出にむけて、「AWS Wavelength」を活用した、超低遅延アプリケーション環境の実証実験を実施していると発表した。

 ソラコムでは、現在4G LTE回線と、長距離の無線通信を低電力で実現するLPWA(Low Power Wide Area network)を活用したLTE-MやSigfoxを利用したIoTサービスを提供している。

 今回、5Gに対応することで、高速・低遅延・多接続の特長を活かしたIoTシステムが構築できる。

 たとえば、大量の機械のログデータや映像データを、クラウド側で解析するIoTシステムなどの構築が可能となる。

 また、KDDIはアマゾンウェブサービス(Amazon Web Service、AWS)が提供するエッジコンピューティング・ストレージサービス「AWS Wavelength」の日本での展開にむけて、AWSとパートナーシップを結んでいる。

 この「AWS Wavelength」とKDDIのau 5Gネットワークにソラコムのコアネットワークを組合せた超低遅延アプリケーションの実証実験を2020年7月から開始した。

 「AWS Wavelength」をau 5Gネットワークを利用する端末の近くに配置することで、AWSと同じコンピューティングとストレージサービスを利用した機械学習やIoT、VRやARなどの超低遅延アプリケーションを提供できるとしている。

 なお、「SORACOM」の5G対応の詳細については、あらためてソラコムから発表される。