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引っ越しでApple Watchが活躍。役立ったのはあの機能!

【Apple Watch】

<@著者1写真@>
iPhone Xに着信したときのApple Watch

 7月に入ってから引っ越しをしました。引っ越しといえばやることが山盛りですね。最近はガス・水道・電気の移転手続きから郵便の転送続き、光回線の移転手続きまで、Webサイト上でできるようになっているので大変助かります。とはいえ、準備、当日、片づけとひたすらバタバタすることに変わりはありません。

 そんな中、活躍してくれたデバイスがありました。それがApple Watchです(筆者のはSeries 4のセルラーモデル)。Apple Watchで電話を受けたことで、大事な電話を逃さずに済んだという経験をしたのです。

 それまでスマートウォッチは「電話の着信も分かるから便利」なわけですが、Apple Watchのセルラーモデルはそれ単体通話できますし、そうでなくてもiPhone本体(筆者のはiPhone X)が近くにあれば、子機的な感じで話せます。これがよかった!

 引越当日、引っ越し業者を使って、いったん一通り荷物を移動させてから、ひとりで旧居に戻っていました(引っ越し先は同じ町内でした)。実はガスコンロのホースが自力で外せなくて、移動できていなかったのです。ガスコンロを移動できないと、開栓の手続きや安全確認ができません。

 私は電気とガスがセットの契約にしてており、引っ越し手続きは東京電力のWebページで済ませました。ただ、個別に手続きするとその場で判明する「何時にガス会社が来る」という細かい連絡がありませんでした。

 いつ開栓するんだろうと思いながら、旧居のガスコンロの前で悪戦苦闘しているとき、iPhoneに着信しました。端末は離れたところにおいた鞄の中でしたし、手は古い茶色い油汚れでベトベトでした。番号からは誰かわかりませんでしたが、引っ越し時の電話なのでどこか大事なことだろうと思って、そのままApple Watchで受けることにしたのです。

そのままApple Watchで通話開始。Apple Watchを口の近くに持って行かなくても問題なく通話できます

 指の関節で通話ボタンをタップすると、電話の主は、引っ越し先で開栓確認をしたい東京ガスの方でした。そのままガスコンロが外れなくてまさに困っていたこと、外して移動できないと開栓手続きができないことなどをお話しました。すると、空いている時間に旧居まで来てくれるということに! さらに時間をおいて、引っ越し先の開栓手続きもしてもらえることになりました。

 Apple Watchから聞こえる声は明瞭で、スピーカーホンを使う感覚で話しができました。

 電話を切ったあと思いました。

 「何これ便利。タイミングよく電話に出られて助かったじゃん!」

 あのとき電話に出ていなかったら、きっと途方に暮れていたはず。

 「Apple Watchで電話できます」と頭では分かっていても、割とそばにiPhoneがあったりしますから、これまで出番がありませでした。でも実際困っているときに活躍してくれると印象が違いますね(笑)

 ひとりで屋内だったら人に聞かれる心配はありませんから、あの件以来、洗いもの中のNTTの回線工事の連絡、ごろ寝中の管理会社からの連絡など、自室での着信はすべてApple Watchで出るようになったくらい活用しております。

 着信がわかるだけじゃなくて、出られるときに出られることがいい!

 話せるスマートウォッチ、いいですね〜というお話でした。