スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

「Rakuten Mini」のケースを果てしなく探し続けている俺だゼ!!!

電子マネー端末「Rakuten Mini」をもっと便利に使うケースはどれだ!!!

 楽天モバイルの「Rakuten Mini」をおサイフケータイとして利用しまくり中の俺。手のひらサイズのAndroidスマートフォンですな。

 楽天モバイルが2020年5月27日(水)9:00~2020年6月17日(水)8:59まで「Rakuten Mini本体代が1円キャンペーン」を展開したので、急激にRakuten Miniユーザーが増加。手のひらサイズのおサイフケータイ対応端末を使うユーザーが激増したのではなかろうか。

 いやコレ、ほんと小さくてイイんスよ。クレジットカードを一回り大きくした程度のサイズ感。6.3インチ端末のGoogle Pixel 3 XLと比べると拍子抜けするほど小さい。

 表示される情報量は少なめなのでサブ端末の位置づけで使う人が多いと思うが、携帯性抜群のおサイフケータイ対応端末ということで、電子マネー決済用の端末としてはサイコーに実用的である。

 俺の場合、Rakuten Miniを持ち歩いて電子マネー決済専用端末っていうか、ほぼおサイフケータイ利用のためだけに使っている。細かいことではあるが、いくつか使うスタイルがあり、ベストな携帯方法を模索中である。

 ひとつは、メイン端末のiPhone 11 Pro Maxとの同時携帯。iPhoneでもモバイルSuicaで決済できるが、ショップに応じて最適な電子マネーを使うためにRakuten Miniを決済用として携行。2台持ちですな。

 実際はいつも2台持ちなんだが、「iPhoneとRakuten Miniだけ持って身軽に出かけよう」という場合はちょっとしたポーチ的なものに両端末を入れている。手ぶら感覚で出かけられてイイ感じ♪

 ただ、場所によってはiPhoneとRakuten Miniだけでは済まないことも。というのは、大都市部ならまあRakuten Miniだけで決済が済むものの、俺的行動範囲では“まだまだRakuten Miniだけでは決済が完結しない”ということが多いのだ。

 アーッ電子マネー非対応の自販機だったーッ!!! アーッこの店は現金払いのみだったーッ!!! アーッやっぱりこのコインパーキングも現金払いで紙幣は1000円札までですよねハイハイ、とかいうケースがありまくりのため、やはり多少の現金も持ち歩く必要がある。

 なのでRakuten Miniに加えて小銭入れも携帯することになり、「電子マネーで全部済ますゼって思ったけど結局は財布も必要かぁ」的なモヤモヤが発生しまくり千代子リモート歌謡ショーなのか〜ッ!!! とミョーにイラッとしたりする。

 と、グタグダ書いてきたが、最近は“Rakuten Miniがすっぽり収まる財布的なケース”を探求している。Rakuten Miniと現金と、あと常用のETCカードとかクレジットカードとか免許証あたりが入る“マネー関連を収める入れ物”だ。

たとえばこんな手帳型のケース。Rakuten Miniに加えて、数枚のカードや少々の紙幣くらが入る。Rakuten Miniで決済しようしたら……アーッこの店は現金オンリーだった〜ッ!!! という場合でも焦らず支払いを済ませられる。

 ↑の手帳型ケースの残念点は、硬貨が入らないこと。無理やり入れれば入ったりはするが、現金払いってお釣りがきますな。場合によっては支払い後に手持ちの硬貨が増えてしまったりするので、やっぱりフツーに現金も携帯するとなると、もっと容量のあるケースが必要になる。

 そ〜んなRakuten Mini向けケースを最近ずーっと探している俺。いくつかイイ感じのケースを見つけたので、今回はそれらをご紹介してみたい。

Rakuten Miniがすっぽり収まって現金やカードも入るポーチ型ケース

 俺の使い方ではRakuten Miniの画面はあんまり見ない。というかFeliCaでの決済専用端末として電源をオフにして使っていることの方が多い。たまに電源オンにしてチャージ(やオートチャージ)を行うが、電子決済端末としてのRakuten Miniは基本電源オフでイイのだ。

 おサイフケータイは端末が完全に電池切れだと使えなくなるが、バッテリーがある程度残っていれば電源オフでもおサイフケータイは使用可能である。

 てゅーか、Rakuten Miniはバッテリー容量が少ないので、そうしないと2日と電池が保たず、日々の充電が面倒くさい。電池寿命を長引かせるためマナーモードにして携行するというテはあるが、まあホントに電子決済のためにしか使っていないので、俺の場合は電源オ〜フッ!!!

 そんな使い方なので、オバチャンがSuicaカードをバッグの底に仕込んで改札にバッグをドガンと乗せてタッチ通過する感じで、Rakuten Miniも入れ物に入れたまま決済端末にタッチできればいい。たとえば、小ぶりの財布にカードと現金と、そしてRakuten Miniがすっぽり収まれば、お財布ごとタッチして決済できる。

 そういうことができるお財布的なケースを探してきたのだが、最近ちょっとイイ感じのを見つけた。HANATORA(ハナトラ)ブランドのポーチ型ケース。楽天市場にて「ハナトラ Rakuten」で検索すれば見つかる。以下、写真と説明文でご紹介♪

HANATORAのポーチ型ケースは、大きめの小銭入れといった感じのお財布的ケースだ。鍵などをぶら下げておけるキーホルダー付き。税込価格1880円で、カラーは、キャメル、レッド、ネイビー、スカイブルー、ホワイトがある。
サイズは縦7.5×横12×厚さ2.5cm。名刺入れを一回り大きくしたようなサイズ感だ。
フラップはスナップボタンで開閉でき、内部はざっくりと3つの部屋に分かれている。中央の仕切りは開口が1箇所の袋状で、硬貨や折った紙幣を入れられるが、カードはギリギリ入らない。
Rakuten Miniや現金、カード類を入れた様子。端末や現金を入れた上で、10枚程度までのカードを収納できる。スナップボタンの位置関係から、ケース背面側にRakuten Miniの裏側を外向きにして入れることになる。

 使い勝手としては問題ナシ。Rakuten Miniでちゃんと決済できるし、Rakuten Miniの画面側にFeliCa対応カードが入っていても決済できる。

 ただ、ケースの作りがちょっと残念。強度や実用性は必要最小限という印象で、まあフツーに使えるのだが、「これさぁ……もうちょっとさぁ」という印象が残る。たとえば素材は皮革だが、このテのケースとしてはかなり薄め。強く引っ張ったりすると恐らくちぎれる。まあ敢えて引っ張らなければ問題ないが、キーホルダー部分も同じ革素材なので、その部分は耐久性にちょっと問題がある。

 それと、裏地がなく、内部は革の裏側(床面)がむき出しになっている。床面処理がされていないので、使い始めは革の毛羽立ちがけっこう剥れ落ちてくる。また、革が薄いので革の切断面のコバ処理もされていない。つまりは、表面処理と染色を施した革を裁断して縫っただけなので、高級感はなく強度的にも物足りない感じ。縫製も心細い感じがする。

 まあでもRakuten Miniの収納を考えた数少ないケースのひとつ。若干の物足りなさはあるが、バッチリ使えるのでまあまあオススメ。

Rakuten Miniも入るスマートキーケース

 続いて、サンワサプライの「スマートキーケース 200-CAR054」シリーズ。スマートキーが2個入るケースで、カードポケットが2つある小銭入れ的なサイズのケースだ。2つあるカードポケットのうち、都合のいいことに外側のポケットにRakuten Miniがちょうど入る♪ ただし、硬貨が入るポケットはない。ともあれ、これも写真と説明文で見ていこう。

サンワサプライの「スマートキーケース 200-CAR054」はポケットサイズのスマートキーケース。カラーは、ブラック、ネイビー、ワインレッドがあり、サンワダイレクト税込価格は2000円。
サイズは横12.6×縦9.2×厚さ2.4cm。手のひらサイズですな。
内部にはカード収納ポケット×2とスマートキー収納部×2がある。
こんな収納物を想定して作られている。
俺の場合、このスマートキーケースをスマートキーと運転関連カード類収納のために使っていた。けっこー収納力ありまっせ〜♪
ちなみに裏にはキーホルダーがあり、裏面ポケットにキーを入れたりすることもできる。
この位置にRakuten Miniがちょうど入る!!! なんと好都合な!!!
Rakuten Miniとクレジットカード類、それからスマートキー×1を収納しつつ、もうひとつのスマートキー収納部に紙幣を4つ折りにして入れた様子。なかなかイイ!!! でも、硬貨は?
もっ、申し訳ないがっ、硬貨はビニール袋でっ!!! 細長い硬貨ケースをスマートキー収納部にセットすることができるかもしれない……が、試していない。

 Rakuten Miniとスマートキーを使っている人にとっては、かなり最適解って感じのケースかもしれない。ただ、硬貨収納スペースがないのは残念。

 ちなみに、サンワサプライからは「スマートキーケース 200-CAR067」シリーズというケースも発売されていた。これも持っていて試したが、コチラにもRakuten Miniがちょうど入る。また、前出のスマートキーケースにはなかった小銭入れも搭載されている(そのかわりにケース自体がちょっと大きめ)。でも完売となり廃止。再販開始してほしい製品だ。

探すとけっこーあるョ!!! Rakuten Miniが入るケース類

 Rakuten Miniがちょうど入る小さめのケース類は他にもある。のだが、廃番品であったり入手性に難があったりして、なかなか製品紹介しづらいのが実情。「こんなケースがあるよ〜」と紹介されていて「でも手に入らないゼ」ってオチだったらイラッとしますよね、読者的に。なので入手性が悪い製品は基本的に紹介しない方向なのである、本連載では。

 でも、こういうふーなケースのカテゴリーを探していくと、ちょうどRakuten Miniが入るケースがけっこうありますヨ的な観点で、入手性に難があるケースではあるが2つほどご紹介してみたい。「なるほどそういうカテゴリーね」的にご参考にしていただければ幸いである。

 まずはカードケース。カードサイズや名刺サイズに近いRakuten Miniは、容量大きめ&余裕アリのカードケースにちょうどよく収まったりする。以下、写真と説明文でモルフォ「CYPRIS」ブランドのカードケースれをご紹介。

モルフォ「CYPRIS」ブランドのカードケース。5年くらい前に百貨店で購入。現在は廃番品っぽい。百貨店界隈で息の長いブランドだそうなので、もしかしたら後継製品があるかもしれない。
中央にフラップのようなカードポケットがある構造。それぞれのポケットに1枚ずつカードを入れたとすると、6枚のカードが入る。実際は20枚くらいまでのカードが入ると思われる。
背面に面した大容量ポケットにRakuten Miniがすっぽり入る。他のポケットにカードや紙幣などを入れられる。小銭入れはないが、パスポケットの一部を使えば少量の硬貨を収納できる。

 それからPILOTの「カード&パスケース STCP-02」。スタイルチョイスというビジネスバッグシリーズの中のひとつで、容量の大きなパスケースだが、ネット上で買えるショップは非常に少ないので、ほぼ廃番なのかもしれない。ともあれ、写真と説明文で見てみよう。

PILOT「カード&パスケース STCP-02」は表面にパスケースを備えた汎用カードケース。メーカー税別価格は1200円。ただ、ネット上では流通在庫がほとんど見つけられなかったので、既に廃番なのかもしれない。
内部には4つのポケットがあり、それぞれカードサイズより少し大きめ。カードなら20枚くらいは入る。ポケットに小銭を入れることもできる。
最も外側のポケットにRakuten Miniが入る。ただし、Rakuten Miniがギリギリ入るという収まり方だ。でも使用には差し支えがなく、Rakuten Miniがギリギリ入っていることでケースに張りが出て逆にイイ感じ。

 こんな感じで、名刺入れやパスケースを探していくと、Rakuten Miniがちょうど収まるケースがぼつぼつと見つかる。ただ、実際に見つける場合はネットではなくてリアルショップにて探したいところ。実際にRakuten Miniを入れてみての“入り具合”を確かめないと、アーッ通販で買って届いて開封したらRakuten Miniが入らないーッ!!! とか、入ったけどファスナーが閉まらないーッ!!! てなことにもなるからだ。

 それから、Rakuten Miniを入れるためのケースとして避けるべきは、“スキミング防止ケース”の類。このタイプのケースにRakuten Miniを入れると、Rakuten Miniとレジや改札でやり取りされる電波が遮断されてしまう。使う時にいちいちRakuten Miniをケースから出す必要があるのだ。
 Rakuten Miniが入りそうなケースは、実はAmazonにたーくさんある。厚めで大容量のカードケースにRakuten Miniがすっぽり!!! ということが少なくないのだが、Amazonで売られているそ〜ゆ〜カードケースってけっこうスキミング防止機能付きで、FeliCaなどNFCカードを入れたままでは使えなかったりする。

 俺の場合「このケースなら絶対Rakuten Miniが入るゼ!!!」と思って買ったらRakuten Mini超イイ感じで入ったので早速セブンイレブンで使ってみたけど「アーッ!!! ケースに入れたままだと決済できないーッ!!!」となり、レジ前で滝汗をかいたのであった。

 というわけで、俺のRakuten Mini決済生活はまだ続き、やはりまだまだRakuten Miniが気持ち良く入る機能的な入れ物を探し求め続ける予定なのであった。先は長いのかもしれない。ケース探求が完結する前にRakuten Miniが陳腐化したりして……。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。