本日の一品

アウトドアや緊急時に役立ちそう? 「cheero Solar Power Bank 10000mAh」

 ソーラー発電するものが好きだ。アウトドアレジャー中や、緊急時、また日常でもモバイルバッテリーへの充電を忘れてしまったときなどに、多少なりともスマホやモバイルバッテリーの電力を補ってくれるかもしれないからだ。

そんなわけで、これまで、ソーラーパネル付きのバックパック「Beam Backpack」「Bobby Tech」などを入手してきたし、「AUKEY ソーラーチャージャー 28W」「AUKEY ソーラーチャージャー 21W」といった単体のソーラーパネルを買ったりしてきた。

 そんな、“ソーラー好き”なわたしの目に、最近飛び込んできたのが「cheero Solar Power Bank 10000mAh」(以下、Solar Power Bank)だ。さっそく取り寄せてみた。

Solar Power Bankのパッケージ。未開封

 製品名にも含まれているが、バッテリー容量は1万mAh。5V/2.1Aで出力できるUSB Type-Aポートを2つ搭載している。ポート部分には保護カバーがあり、しっかり閉じれば、IP54レベルの防塵・防水性能を有する。

2つのUSB Type-Aポートと本体充電用のmicroUSBポート。わざわざモバイルバッテリーを水の中に入れる人はいないと思うが、水辺のレジャー時に万が一のことがあったときでも、これなら安心

 本体への充電は、Micro USBポートのほか、天面に搭載しているソーラーパネルから行える。

 なお、ソーラーパネルでは最大5.5V/0.2Aで本体へ充電。太陽光だけだと満充電までに、「約50時間かかる」とアナウンスされている。真夏であれば、午前8時から午後5時までの間に、1800mAhほど充電できることになろうか(10000mAh:xmAh=50h:9hで計算)。

 日常生活で、モバイルバッテリーのソーラー発電から恩恵を受けることは少ないかもしれないが、アウトドアなどで電源の確保が難しい場合に「持ってて良かった」と感じるかもしれない。

 cheero製品のありがたいところは、いつも6~7割ほど充電された状態で届くこと。ただ今回は、届いてからすぐに開封せず、ソーラーパネル部分を上にした状態にして、2日間ほど開封するのを我慢した。

 現地に到着し、開封してみたところバッテリーレベルを表すLEDは4灯すべて点灯していた。右端の赤いLEDは、「マルチインジケーター」。有線での充電中は青く、ソーラー発電中は赤色で点灯する。

ずっと我慢していた開封の儀を屋外で行った。同梱物は左から、本体充電用のUSB Type-A to microUSBケーブル、cheero Solar Power Bank 10000mAh、取扱説明書、ソーラー充電に関する注意事項。カッターは開封に使ったもの
レベルはMAX。ソーラーパネル部を太陽に向けているため、ソーラー発電による充電中を示す赤いLEDが点灯している

 デザインもアウトドアを意識したゴツさがある。また、LEDライトは夜間にランタンの役割をしてくれそうだし、ハンドル部分がカラビナになっているのもいい。

LEDライトOFF時。電源ボタンを1度押ししたのち、2回押せばONになる。消すときは再度2度押し
曇り空ではあるが、昼間でもこの明るさ。なお、パターン点滅するなどの救難信号的な機能はない
カラビナになっているハンドル。隙間があまりないため、太いバックルや持ち手などには取り付けられない
移動中はバックパックに取り付けてソーラー発電させておき、夜間はランタン代わりにテントに吊り下げておくのに良さそう

 防水だし、ソーラー発電だし、LEDライト搭載だしで、これからのアウトドアシーズンに活躍してくれそうなSolar Power Bank。普段使いもいいが、保護カバーをしっかり閉じれば水濡れに強いという特性を活かし、もうひとつ購入して、非常用持ち出し袋の防災グッズに加えておきたいと思った。

製品名販売元購入価格
cheero Solar Power Bank 10000mAhcheero2980円(税込)