本日の一品

セキュリティキーをステッカーチューン! 汚れた相棒も生まれ変わる

セキュリティキーを公式ステッカーでアップデートする

 グーグルアカウントやマイクロソフトアカウントのログインなどを安全、確実に行なえるようになるセキュリティキー、みなさんは活用しているだろうか。FIDOと呼ばれる技術・規格に準拠したYubiKeyに代表されるセキュリティキーは、あらかじめアカウントのセキュリティ設定で登録しておくと、パソコンやスマートフォンのUSBポートに差し込む(&タッチする)だけでパスワード入力なしにログインできるようになる便利なアイテムだ。

 パソコンやスマートフォンで重要なデータを扱うビジネスマンにとっては必須と言えるこのセキュリティキー、実際に端末に挿入が求められるのはせいぜい1~数カ月に1回くらいの頻度で、でもどのタイミングで必要になるかもわからなかったりする。筆者の場合、いつ必要になってもいいようにキーケースに入れっぱなしにして常に持ち運んでいるのだが、そのせいかだんだん小汚くなってきた。多少汚れたところで機能に支障はないのだけれど。

なんだか小汚くなってきたセキュリティキー

 しかしそんな問題を一発で解決してしまうアイテムが、セキュリティキー製造元から公式アクセサリーとして登場した。その名も「YubiStyle Cover」。これをセキュリティキー本体にビシッと貼り付けることで、耐傷性を高め、汚れを隠し、シャレオツなデザイン性まで獲得できるというスグレモノだ。まあ、要するに単なるステッカーである。

公式オンラインストアで販売中

 セキュリティキーのYubiKeyシリーズには、USB Type-AやType-C、Lightning兼Type-Cといったように、端末に応じて選べる数種類のセキュリティキーがラインアップされていて、それらに合うステッカーが用意されている。カラーバリエーションは各11種類で、シンプルな単色のデザインもあれば、水玉模様や鉱石模様などもあって、味気ない元々のセキュリティキーのデザインを一新してくれる。

 1セット(表裏1枚ずつ)5ドルで、冷静に考えると小さなステッカーのわりにやや値が張るような気がしないでもないが、複数枚同時購入でも通常便の送料は一律5ドルだったので、Type-AとType-Cのセキュリティキー用にそれぞれ1セットずつ購入した。なぜか割引もあって最終的な値段は13.5ドルとなり、1週間あまりで到着。

2種類購入することにした
1週間余りで到着。表裏に1枚ずつ貼り付けられる
Type-A用のステッカーは、形状が同一の初代YubiKeyとFIDO2準拠の新しいYubiKeyなど、数種類に対応する

 専用アクセサリーなので、当然ながらぴったりフィットするのだが、単なるステッカーなのでセキュリティがさらに向上するとか、認証が高速化するとか、そういう何かしら機能性がアップするようなことはもちろん一切ない。メリットとしてはすでに述べたように、本体の傷を防止したり、汚れを隠したり、デザインを変えて少しだけ個性を発揮したり、というくらいだろうか。

さすがに公式アクセサリーなので表も裏もぴったりフィット

 同じ種類のセキュリティキーをいくつも所有している人にとっては区別しやすくなるだろうし、大量導入している企業などでも役に立ちそうではある。貼り付けるのも剥がすのも簡単なので、季節や気分によって変えてみるのもよさそうだ。セキュリティキーというちょっとお堅いアイテムをもっと身近に感じたいとき、愛着あるものに変えたいときにもちょうどいいかもしれない。

ノートPCに接続してみたところ
Type-Aの方に貼り付けた「Geode Blue」は夏っぽい雰囲気もあって、これからの季節に最適かも?
製品名発売元価格
YubiStyle CoverYubico5ドル