レビュー
「arrows 5G」クイックレビュー
2020年8月11日 06:00
NTTドコモから「arrows 5G F-51A」が発売された。「arrows 5G」は富士通コネクテッドテクノロジーズ製の5G対応Androidスマートフォン。約6.7インチの有機ELディスプレイとSub6とミリ波の両方をサポートする。
今回は、実機の外観やスクリーンショット、カメラ機能を中心にご紹介する。
外観
大きさは約164×76×7.7mm、重さは約171g。約6.7インチの有機ELディスプレイを備える。
カメラ
メインカメラは約4800万画素（広角）と約1630万画素（超広角）、約800万画素（望遠）のトリプルカメラで、インカメラは約3200万画素。
撮影モードは標準の「写真・ビデオ」のほか、静止画撮影のモードでは、「Photoshop Expressモード」と「ポートレート」「マニュアル」が、動画撮影のモードは「ワイプ撮影」、「Live Auto Zoom」、「AIスロモ」モードがある。
「Photoshop Expressモード」は、写真撮影後プリインストールされているPhotoshop Expressに自動で転送され補正される。「ポートレート」では、背景のぼかし具合が調整できる。
「ワイプ撮影」はメインカメラの映像にインカメラの映像がワイプで合成されて、映像を録画する。「Live Auto Zoom」は、選択した対象物がフレームインすると、その対象物に自動でズームする。「AIスロモ」では、スイングの動きなど、スローで再生するとわかりやすいシーンをAIが自動抽出し、その部分をスロー録画する。
作例（画像クリックで原寸大画像を表示）
機能
arrows 5Gの機能の一つとして、指紋認証時にアプリを同時起動させる「FASTフィンガーランチャー」がある。「FASTフィンガーランチャー」は、指ごとにアプリを登録しておくと、指に応じたアプリを指紋認証後すぐに起動させるもの。コード決済アプリなどで便利だ。
このほか、画面キャプチャー後すぐに書き足したり「Photoshop Express」で画像補正できる「キャプメモ」や、快適ゲーミング設定など独自機能がある。
主な仕様
本体の大きさは約164×76×7.7mmで、重さは約171g。約6.7インチの有機ELディスプレイ（画面解像度は3120×1440）、バッテリー容量は4070mAh。外部接続端子はUSB Type-CでUSB 3.2 Gen 2に対応する。クアルコムのハイエンドチップセット「Snapdragon 865」（2.8GHz×1＋2.4GHz×3＋1.8GHz×4、オクタコア）を搭載する。
5Gでの通信はSub-6とミリ波の両方に対応し、仕様上の通信速度は下り最大4.1Gbps、上り最大480Mbpsをサポート。発売時点では下り最大3.4Gbps、上り最大182Mbpsとなり、2020年夏以降のソフトウェアアップデートにより、下り最大4.1Gbpsに対応するという。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、BluetoothはBluetooth 5.1をサポートする。
アウトカメラは約4800万画素（広角）＋約1630万画素（超広角）＋約800万画素（望遠）のトリプルカメラで、インカメラは約3200万画素。端末には「Adobe Photoshop Express」がプリインストールされている。
おサイフケータイに対応し、IP68相当の防水・防塵性能を備える。本体は、ハンドソープで手洗いすることを想定したテストをクリアしている。
ワンセグ・フルセグには非対応。指紋認証センサーは超音波式で画面内に搭載する。カラーはネイビーブラック、チタニウムシルバーの2色。