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米国初、バージニア州でアップルとグーグルのAPIを使った新型コロナ接触確認アプリが登場

 米国バージニア州のノーサム知事は5日、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、接触確認アプリ「COVIDWISE」を発表した。米国で初めて、アップルとグーグルによるAPIを用いる接触確認アプリとなる。

 日本で提供されている「COCOA」と同じく、アップルとグーグルのAPIを使う「COVIDWISE」は、ユーザー同士が15分以上近くにいると互いの情報を登録。ユーザーが陽性報告すると、過去14日以内に接触していた人へ通知が届くとのことで、基本的な仕組みはCOCOAと同じ。バージニア州のアプリでも、医療機関で陽性と判定された人には、数値コードが発行され、ユーザーが「COVIDWISE」へ入力して陽性であることを報告する。

 アップルとグーグルのAPIでは、各国1アプリに限定されているが、米国では州ごとに1アプリとなる。発表文では、「COVIDWISE」が米国で初めて同APIを活用したアプリと案内。なお、米国では州をまたいでデータを連携するため、公衆衛生試験所協会(Association of Public Health Laboratories、APHL)が米国全州を対象にユーザー同士が交換するデータ(Bluetoothの鍵)を管理するサーバーをホストする方針が発表されており、20の州・準州で導入される見通し。