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「TikTokはこれからも日本でも楽しめます」、キーパーソンがアピール

「TikTok」は、これからも安心して楽しんでいただけます――そんなメッセージが、運営元のキーパーソンから発信されている。

 20日午前、TikTok内のTikTok Japanアカウントで、ゼネラルマネージャーの佐藤陽一氏が登場する動画が公開された。同氏は、日本でこれからもTikTokを安心して楽しめると説明している。

 佐藤氏は、「ここ数カ月、いろいろな報道を目にして、TikTokが終わってしまうのでは? 危ないものなのか? そういった不安をおぼえることがあったかもしれません」と切り出した後、安心して使えるアプリとして、透明性を持った運営を続けるとコメント。

 ユーザーの個人情報は、シンガポールとアメリカ、それぞれのサーバーに格納されており、所在地の国の法律が適用され、その法のもとで運用されるという。

 中国政府から情報提供を要請されたことはなく、要請されたとしても渡すことはない、と佐藤氏はコメント。

 今後は、クリエイターを応援する仕組みとして、ギフティング機能を提供する方針を示すとともに「これからも安心して楽しんでいただけるよう切磋琢磨します」と意気込みを示した。

@tiktokjapan

TikTok Japan ゼネラルマネージャー佐藤陽一からTikTokをお使いの皆様にメッセージ##wearetiktok

♬ オリジナル楽曲 - TikTok Japan
 TikTokの米国事業で暫定的なトップを務めるヴァネッサ・パパス(Vanessa Pappas)氏からも、コメントが発表されている。パパス氏は、TikTokのこれまでの歩みを振り返りつつ、「安全保障上の脅威とされることには強く反対するが、その懸念は理解している」として、米国内での透明性確保に関する取り組みを紹介。オラクルとウォルマートによる買収案が認められる方向となったことに歓迎する意向を示し、TikTokのグローバル事業の本社として、米国オフィスが今後、維持拡大され、全米で2万5000人の雇用を生み出すとしている。