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Galaxy Note20 Ultraの「アプリ複数表示」で自分だけの使いやすさを

 筆者は、最大5つのアプリをポップアップで同時利用できる、サムスンの最新モデル「Galaxy Note20 Ultra」の海外モデル(香港版)を入手して使っています。

 普段は香港在住の筆者、10月に日本から香港に戻ったら「Samsung Pay」なども地元で試そうと思っています。

 さて筆者は長年Galaxy Noteシリーズを使い続けており、内蔵スタイラスペン「Sペン」を活用しています。

 しかしGalaxy Note20 Ultraはディスプレイサイズが6.9インチと大型化されたことで、複数のアプリの同時利用もより快適になりました。画面を上下に分割して2つのアプリを利用することもよくあります。

筆者のGalaxy Note20 Ultra。分割画面をよく使う

 しかしGalaxy Note20 Ultraのアプリ複数表示はそれだけではありません。アプリを小さいウィンドウでポップアップ表示もできるのです。

 この機能は以前のモデルでもサポートされていましたが、Galaxy Note20 Ultraは最大5個のアプリをポップアップ表示可能なのです。

 ディスプレイに「エッジパネル」を表示させておくと、側面に小さいハンドルが表示されます。それをスワイプすると事前に使ったアプリと登録したアプリが表示されますが、一番下をタップするとすべてのアプリが表示されます。

 そこからポップアップさせたいアプリをディスプレイの中央にドラッグすると、アプリが小ウィンドウで表示されます。

エッジパネルを引き出す(左)。全アプリ一覧を出すことができる(右)
アプリをディスプレイ中央にドラッグ(左)。アプリがポップアップ表示される(右)

 この操作を複数繰り返すと、最大5個までのアプリをディスプレイ上に表示できるわけです。さすがに5個のアプリは重なって表示されていますが、ドラッグして好きな位置に配置可能、またサイズも調整ができます。

 5個同時に出すのはやりすぎかもしれませんが、電卓や時計などウィジェット的に出しておくという使う方もできそうです。

5個のアプリをポップアップ表示(左)。サイズや位置はドラッグして調整できる(右)

 ポップアップさせたアプリのウィドウ上部には4つのアイコンが並びます。

 左から「透過度調整」「最小化」「最大化」「閉じる」です。

 透過度アイコンをタップするとスライドバーが出てくるので、左右に動かしてそのポップアップウィンドウの透過度を変えることができます。アプリが重なるときに半透明にして上に置いておく、といった使い方ができるわけです。

ポップアップウィンドウの透過度を変えることもできる(電卓アプリを調整)

 さて5個以上のアプリをポップアップ表示させようとすると、新しく開いたアプリが表示される代わりに、1つ前のアプリが最小化されて丸いアプリアイコン表示となります。

 この表示はポップアップウィンドウの「最小化」をタップしても同じことになります。6個、7個とさらにアプリをポップアップで起動させていくと、丸いアイコンをタップすることで最小化されたアプリの一覧が表示されます。

最小化すると丸いアイコン表示になる(左)。複数ポップアップさせると6個目以降のアプリが丸いアイコン内に収納、タップすると表示される

 Galaxy Note20 Ultraの6.9インチディスプレイでは多数のアプリを同時表示するのは現実的ではないかもしれませんが、スマートフォンを「全画面アプリ」ごとではなく、「複数のアプリウィンドウごと」切り替えて使えるのは面白い機能です。

 Galaxy Tab S7など、大画面のタブレットでこの機能を使えばかなり実用的なのではないでしょうか? サムスンのタブレットもぜひ日本で発売してほしいものです。