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接触確認アプリ「COCOA」、”陽性者と接触”通知の不具合を解消

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として提供する、スマートフォンアプリ「COCOA」で、不具合を修正したiOS版(バージョン1.1.4)の提供を開始した。Android版のアップデートは近日実施される。

 COCOAを利用すると、陽性者との接触を確認した報告がプッシュ通知で表示される。しかし、アプリを開いて陽性者との接触を確認すると「陽性者との接触は確認されませんでした」と表示される案件が続出。今回この不具合を修正した。そしてさらに、検出精度を高めるための内部処理の改良も行った。

 原因として、陽性者との接触をプッシュ通知で報告する際、接触判定が想定以上に広範囲となった点が挙げられている。その結果、アプリを開いて陽性者との接触を確認する場合の接触判定と処理の差異が生じた。

 接触判定の際は、Bluetooth機能を利用する。情報を感知する条件は「おおむね1m以内の距離で15分以上の近接した場合」。しかし、スマートフォンの性能や周辺環境などの要因から、今後も継続的な機能の見直しが必要だ。

 なお、COCOAのダウンロード数は、24日(木)17時時点で約1746万件に達している。