みんなのケータイ

バッテリーの寿命をできるだけ伸ばしたい

【AQUOS sense3 plus】

 スマートフォンを買い換えようか検討するタイミングは人それぞれ色々あると思います。毎年、最新機種が出たら買い換えるという方もあれば、壊れるまで使うという方、割賦支払いが終わったらという方など。

 筆者的に最も需要な要素はバッテリー保ちです。おおむね2年ほど使用するとあきらかに体感としてバッテリーの劣化を感じるので、一旦バッテリー交換のためにメーカー修理に出し、またさらに2年使うというのがお決まりのサイクル。

 「いや、買い換えねえのかよ」という声が聞こえてくる気がしますが、筆者はだいたい4年近く(2度目のバッテリー寿命で)使って次の機種にバトンタッチという流れです。

 もっとも最近では、2019年の事業法改正もあってか、世間一般的にもスマートフォンの買い替えサイクルの長期化は、以前にも増して拍車がかかっているようです。とすると、やはりバッテリーの健康度は多くのユーザーにとって重要な要素になってくるのではないでしょうか。

 AQUOS sense3 plusの場合、バッテリーの状態は「設定」の「電池」から健康度が確認できるようになっています。この端末の場合、1年も使っていないのでさすがに「良好」と表示されました。

 昨今の世相を反映して、AQUOSには、バッテリーの温度や電圧を認識し充電時のダメージを極力減らす「インテリジェントチャージ」が搭載されています。シャープによると、これにより1年後でもバッテリー容量の90%を維持、無対策時に比べて劣化を半減させられるとのこと。

 端末の高額化や法改正で購入補助が制限されるなど、気軽に買い換えることが難しくなる中、こうした長期使用を前提とした機能の有無は、端末選びの基準のひとつになりそうです。

 筆者も自分でできる範囲の対策として「AccuBattery」というアプリを導入してみました。これは、ユーザーが設定した任意の値までバッテリーが充電されると音を出して通知してくれるというもの。ほかにもアプリのバッテリー消費モニターなどさまざまな機能などを備えています。

中央のサークルを操作して通知を鳴らす値を決められる

 ただこのアプリは、音を鳴らして通知するだけでバッテリーの充電を停止するわけではありません。フルバッテリーになるまで充電は続くので通知音が聞こえたら充電ケーブルは抜きましょう。

 リチウムイオンバッテリーは100%の状態や0%の状態が続くともっとも劣化が進むのだとか。ネットサーフィン中に充電は80%程度に留めると良いという話を耳に挟み、早速アプリを設定。もとより、これまで使ってきたスマートフォンの中でトップクラスにバッテリー保ちが良いAQUOS sense3 plus。筆者の場合は充電の上限を70%に設定しておきました。

 当面の間はこのまま使ってみようという所存です。この結果を見るには長い年月が必要ですが……。