複数のクラウドサービスでのデータ共用によりマルチクラウド活用を支援する「Zadara Cloud Storage」を提供開始

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~クラウドストレージの拡張性・柔軟性で、企業における効率的なデータ管理を実現~

  • KDDI株式会社

2020年10月28日

KDDIは、データ量に応じてオンデマンドにストレージ容量を使用できる拡張性や柔軟性を備え、複数のクラウドサービス間でのデータ共用により企業のマルチクラウド活用を支援するクラウドストレージサービス「Zadara (ザダーラ) Cloud Storage」(以下 本サービス) を2020年11月末から提供開始します。

サービスイメージ

<サービスイメージ>

■背景

  • 企業が保有するデータの保存先として、必要な分だけオンデマンドに利用することができるクラウドストレージサービスの採用が広がっており、国内企業のデータ保有容量に占めるクラウドの比率は、2020年では44.4%、2023年には51.3%に達する (該当項目へジャンプします) と想定されています。
  • マルチクラウドやハイブリッドクラウドの拡大により、企業のデータが複数の環境に分散する状態が発生し、データの効率的な管理やセキュリティの確保といった課題が発生しています。また、各パブリッククラウドの特長を活かし、目的に応じて最適なクラウドサービスを選択することが一般的となるなか、企業においても集約したデータをどこに保存・管理するかが課題となりつつあります。

■本サービスについて

  • 本サービスは、契約時にまとまった投資をすることなく、データ量に応じてオンデマンドにストレージ容量を使用できる拡張性や柔軟性を備えたクラウドストレージサービスです。
  • 複数のクラウドサービスにデータを分散して保存するのではなく、本ストレージに集約して保存することで、バックアップや災害対策などのデータ保護をまとめて管理することができ、効率的なデータの管理・運用を実現します。また、用途に合わせてデータを最適なクラウドに持ち込んで処理することにより、各パブリッククラウドの特長を活かした形でデータ処理を行うことができ、データの効率的な利活用と企業のマルチクラウド活用を加速させます。
  • さらに、物理ストレージをKDDIの高品質なデータセンターで管理・運用するとともに、閉域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch (以下 WVS)」や「KDDI Wide Area Virtual Switch2 (以下 WVS2)」と直結しているため、WVS・WVS2と接続するオンプレミスのサーバーや各種パブリッククラウドなどとの間でも、高いセキュリティを維持したままデータを連携することができます。

Zadara Storage Inc (本社: 米国カリフォルニア州、CEO: Nelson Nahum、以下Zadara) のCEOであるネルソン・ナハム氏は次のように述べています。

「法人企業においては、経済的かつ運用負担を軽減するエンタープライズストレージが求められています。Zadara Cloud Storageによって、KDDIのお客さまは、ストレージのタイプに関わらず、ニーズの変化に応じていつでもスケールアップ・ダウンが可能な、オンデマンドで、かつ最適で柔軟なマルチクラウドストレージのメリットを享受いただけると思っております。我々は、KDDIとのパートナーシップ拡大に期待しています」

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"社会の持続的な成長に貢献する会社"として、法人のお客さまのビジネスに貢献し、新しい体験価値を創造していきます。

詳細は、別紙ご参照ください。

新規ウィンドウが開きますZadara Cloud Storage


<別紙>

■本サービスについて

1. 特長

  • (1)

    拡張性の高いストレージをオンデマンドに提供

    • Zadaraは、グローバルで銀行をはじめとした金融機関や政府機関など含む250社、300以上のデータセンターにおいて、エンタープライズ向けストレージサービスを高品質で提供・運用している実績があります。
    • 1つのストレージシステム上で、一般的にストレージで利用されるプロトコル (ブロックストレージ、ファイルストレージ、オブジェクトストレージ) をいずれも利用することができます。
  • (2)

    高いストレージ性能とセキュリティ

    • 本サービスは、ZadaraのVirtual Private Storage Array技術により、オンプレミスサーバーのようにSSD・HDDを物理的に専有で利用することができるため、エンタープライズ基準の性能・セキュリティを担保した形で利用することができます。
  • (3)

    KDDI提供によるセキュリティ・運用品質向上

    • ストレージへのデータの送受信経路として、閉域ネットワークサービスであるWVS・WVS2との接続を標準提供しているため、データを保管するストレージだけでなく、送受信するデータそのものに第三者から不正にアクセスされるリスクを防ぎ、安心して利用することができます。
    • お客さまからの障害・問い合わせ窓口として、KDDIのクラウド運用窓口をご用意し、24時間365日で対応します。
    • Zadaraのストレージサービスの運用では、セキュリティや可用性についてグローバルの第三者認証としてSOC2 (Service Organization Control 2) を取得しています。今後、お客さまに安心・安全にご利用いただけるようKDDIのデータセンターの設備においても、SOC2認証を追加で取得予定です。

2. 提供開始日

2020年11月末

3. 提供料金

ストレージ利用料金とWVS接続料金を合わせて、月額料金で提供します。

料金内訳

区分課金単位説明
[1] ストレージ利用料金 時間あたり ストレージの利用量に応じた利用料金
1時間未満の利用は切り上げ
[2] WVS接続料金 月あたり WVS接続利用に関する利用料金
KCPSやWVS2のクラウド接続併用時は無償

料金モデルケース (月額料金は、31日間で換算)

  • (1)

    モデルケース1: HDD 6TB (RAID1) をご利用の場合

    区分1時間あたりの料金料金 (税抜)
    [1] ストレージ利用料金 仮想コントローラ
    200
    63.70円 47,392円
    ディスク
    SATA 6TB * 2本
    RAID1
    52円 38,688円
    [2] WVS接続料金 - 100,000円
    合計 186,080円
  • (2)

    モデルケース2: KCPS併用、SSD実行容量15.36 TB (RAID10) をご利用の場合

    区分1時間あたりの料金料金 (税抜)
    [1] ストレージ利用料金 仮想コントローラ
    400
    128.70円 95,752円
    ディスク
    SSD 7.68TB * 4本
    RAID10
    468円 348,192円
    [2] WVS接続料金KCPS併用 - 0円
    合計 443,944円

4. お問い合わせ

KDDI法人営業担当者または法人お客さまセンターまでお問い合わせください。

<法人お客さまセンター>
フリーコール 0077-7007 (無料)フリーコール 0120-921-919 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)

  • 注)
    出典:「Japan IT Market 2020 Top 10 Predictions: グローバル経済における「デジタル優位」は近い」(IDC # JPJ45565119JPJ45137820) からの引用

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