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ジョルダン、「新宿駅の地下空間」で 「案内アプリ」の実証実験を実施

 ジョルダンは、東京都のプロジェクトとして、スマートフォンによる屋内でのナビを可能にする「案内アプリ」の実証実験を、11月下旬から新宿駅において実施する。

 来年の東京2020大会を控え、新宿駅を利用する人々がより円滑に移動できる環境の整備を促進するため、昨年度の実証デモにより公表したオープンデータを活用した新宿駅の「案内アプリ」の実証実験を実施、民間の移動支援アプリの開発を促進するとしている。

 本実証実験では参加者(アプリモニター500人とアプリ開発者)を募集している。参加を希望する際は「新宿駅ナビ歩゜」プロジェクトの実証実験専用サイトより申し込める。

実証実験の内容

 プロジェクト名称:新宿駅ナビ歩゜(しんじゅくえきなびぽ)

 実証実験の目的:新宿駅を利用する人々がより円滑に移動できる環境の整備を促進するために、民間による案内誘導サービスの実現の支援の一環として、実験用の案内アプリを一般に配布し、意見を集約し、利用実態の調査、分析を行う。

 実施期間:2020年11月25日(水)~12月24日(木)

 対象範囲:新宿駅を中心とした地下街など(新宿ターミナル協議会の範囲、改札内は対象外)

実証実験参加者募集

 一般ユーザーも、実験に参加できる。募集人数は500名。ただしスマートフォンや現地までの交通費はユーザー自身の負担となる。

 あわせてアプリ開発者も若干名、募る。アプリは無償での提供とされており、Android版のみの募集となる。

新宿駅の案内アプリ

・『新宿えきナビ』
 新宿駅の屋内ナビゲーションに特化したアプリ。現在地から目的地までの最短ルートを表示する「標準ルート」検索に加え、ベビーカーや車いす利用者向けの「段差回避ルート」検索が可能。新宿ターミナル内の店舗情報やクーポン情報も掲載し、日本語と英語に対応する。

・『行き方案内(新宿駅屋内マップ対応版)』
 公共交通の経路検索機能と連携したアプリ。改札間の乗り換えルートを表示することで、新宿駅でのスムーズな移動を支援する。徒歩ルート案内では、屋外マップと屋内マップを組み合わせ、現在位置情報と連動し、目的地までの音声案内にも対応する。対応言語は日本語のみ。