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ドコモ吉澤社長、5Gエリア展開について「まずはSub6とミリ波でしっかりと拡大していく」

 NTTドコモ代表取締役社長の吉澤 和弘氏は、29日の2020年第2四半期決算会見で、ドコモ5Gの契約者とエリア展開について、「年度末目標に対して順調に推移している」とコメントした。

ドコモ5Gの契約者数とエリア

 吉澤氏は、2020年上期時点のドコモ5Gの契約者数と5Gエリア都市数を公開した。5G契約者数は約38万件、5Gエリアがある都市は144都市となった。それぞれ年度末目標の250万件と500都市に向けて順調な進捗であるという。

5G基地局の既存周波数転用について

 KDDIやソフトバンクでは、現在4G LTEで割り当てられている周波数を5Gに転用する形で、早期の5Gエリア展開を図っている。

 吉澤氏は、ドコモの5G基地局展開について、「まずはSub6とミリ波でしっかりと拡大していく」とした。

 また、既存周波数転用については、2021年後半辺りから活用していく方針を示しながら、エリアマップなどで「5G本来の速度が出るSub6とミリ波のエリア」と「既存周波数の転用エリア」を分けて明確にした上で、ユーザーが混乱しないように明示、案内していくとコメントした。