特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】WiMAX 2+の無線規格「WiMAX Release 2.1」が発表された日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 今から8年前の2012年の今日、WiMAX Forumは、無線規格「WiMAX Release 2.1」を発表しました。UQコミュニケーションズが提供している「WiMAX 2+」は、「WiMAX Release 2.1」の通信サービスです。

 近年は、4G LTE回線の大容量プランや5Gの無制限プランなどが充実しつつありますが、数年前まではデータ容量が10GB以下のプランが多かったと思います。そんな中、家でも外でもほぼデータ容量無制限で利用できるWi-Fiルーターとして、WiMAX通信サービスを利用していた方や現在も利用している方が多いのではないでしょうか。

意外なところでも使われている

 WiMAXですが、みなさんの身近なところでも活用されています。

 たとえば、JR東日本の首都圏の通勤電車には、乗降ドアの上などに案内モニターと広告が流れるモニターがあると思います。トレインチャンネルと名前があるこのモニターのコンテンツは、WiMAX通信で配信されています。

 同じJR東日本では、主に南武線の浜川崎支線や鶴見線、郊外の路線などで採用されているICカードの簡易改札機の一部も、WiMAX通信で稼働しています。