本日の一品

最小限のコストで身近な貴重品の管理に、Amazonベーシックのセキュリティケース

 現金などの貴重品を自宅で保管する機会が減った昨今、各家庭で金庫を必要とするケースは少なくなりつつある。それでも、盗難に遭うと困るものを中心に、鍵がかかる場所に預け入れたいニーズはあるだろう。

本体のほかセキュリティケーブル、暗証番号の設定方法を記した多言語版の取説が同梱される

 また、家族に見られたくない品をなるべく目に触れないようにするというニーズは、以前よりも増しているかもしれないし、鍵がかかるか否かとは関係なく、貴重品を保管するにあたり、決まった置き場所を設けておきたいというニーズもあるはずだ。

サイズは約24×17×4.6cm。紙の辞書程度の大きさといえばわかりやすいだろう
上蓋を開けて貴重品を入れる構造。内部にはスポンジが敷かれている

 こうした場合に最適な、最小限のアイテムだけを収納できる金庫ケースが、今回紹介するAmazonベーシックのセキュリティケースだ。A4よりも一回り小さいサイズで、通帳やパスポート、手紙類などの貴重品を保管しておくのにぴったりだ。

暗証番号は自由に設定できる。3ケタとやや少ないがこんなものだろう
通帳やパスポート、手紙類、お札などを入れられるサイズ

 本体には亜鉛合金ダイアル式ロックが搭載されており、任意の暗証番号を使って、本体をロックできる。暗証番号は3桁で、仕組みとしてはかなりシンプルだが、セキュリティロック製品の多くは似たようなものなので、入門用と考えればこんなものだろう。少なくとも、同一形状の物理キーがすべての個体に添付される製品はよほどいい。

 こうした小型のセキュリティボックスに共通する欠点として、その気になれば本体ごと持ち去ってしまえることが挙げられるが、本製品は付属のワイヤーを使い、デスクの脚やワイヤーシェルフに通しておけるので、そうした心配もない。ワイヤーがかなりゴツく取り回しにくいが、価格を考えると十分だろう。

セキュリティケーブルは太く取り回しづらいが、強度は高い
ケーブルの端を本体に引っ掛け、その状態で上蓋を閉じれば外れなくなる

 耐火金庫のような防火機能は特にあるわけではなく、また本体の素材感は価格相応なのだが(できればゴム脚程度はほしかったところだ)、まずはこうしたセキュリティボックスの入門用として、最小限の出費で手軽に試してみたいニーズには合致している。セールではたびたび安くなっているようなので、気になる人はチェックしてみてほしい。

製品名発売元実売価格
Amazonベーシック セキュリティーケース コンビネーションロック L(SW-SC01)Amazon1980円