みんなのケータイ

Android 10の「フォーカス モード」(カメラ機能ではない)でサボり癖を直したい!

 魅力いっぱいのインターネットには誘惑もいっぱい。スマホでも、ワンタッチで動画、SNS、電子書籍、マンガといったコンテンツに簡単にアクセスできます。

 サボり癖のある私は、仕事をしなくてはならないときでも、ついついアプリを起動して、知り合いの投稿をチェックしたり、動画を見たり、マンガを読んだりしてしまい、いつも原稿が締め切りギリギリになって……いえ、オーバーして毎度ご迷惑をおかけしております。関係者の方々には本当に申し訳ありません。

 しかしですね、私だけのせいでもないと思うのです。だって、アプリの「通知」が誘惑するのですもの。

 Facebook、Instagram、Twitterなんかが「○○さんが投稿しました」だの「○○さんが△△さんの投稿にコメントしました」だのと私にちょくちょく通知を送ってくるのですよ。よく知っている人の投稿は、やはり気になるものです。タップしてアプリを開いたら、もうアウト。いろんな人の投稿をチェックせずにはいられなくなるのです。

 だったら通知をオフにすればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、ダイレクトメッセージが来たらどうしようとか、コメントしてくれたら反応したいなど、通知を完全にオフにするのは躊躇します。特にSNSは、仕事とまったく関係ないわけでもありません。

 なので、せめてもの対処として、iPhoneだったらバッジを付けるだけの「目立たない形」にするなど設定を変えていたのですが、Androidスマホで良さそうな機能に気がつきました。

 Android 10から正式に搭載されている「フォーカス モード」です。

 フォーカスといってもカメラのフォーカスじゃありません。「ものごとに集中する」方のフォーカスです。目の前のタスクへの集中を妨げるものを遮断できる機能です。

 フォーカス モードの設定は「Digital Wellbeingと保護者により使用制限」から。あらかじめ集中の妨げになるアプリを選んでおき、集中したいときにフォーカス モードをオンにすると、選択したアプリが一時停止になります。通知が来なくなるのはもちろん、通知パネルに表示されていた通知も隠れて見えなくなります。

 また、アプリのアイコンがグレーになり、タップしても起動しません。ただ、どうしても利用したいときは、フォーカス モードを5分、15分、30分と一時的に解除することができます。

フォーカス モードの設定。集中の妨げになるアプリを選択しておきます。
フォーカス モードをオンにすると、通知パネルに届いていた通知が見えなくなり、フォーカス モード中であることが表示されます
選択したアプリ(ここではTwitterとFacebook)のアイコンはグレーに。
グレーになったアプリのアイコンをタップしても「一時停止中です」という表示になります。ただ、「アプリを5分だけ使用」をタップして一時的に使うこともできます。この時間は5分、15分、30分から選べます。

 また、フォーカス モードはクイック設定パネルでオン/オフができるのもいいところ。最近、飛行機にまったく乗らなくなったので、クイック設定パネルの上部にあった機内モードのアイコンは下に移動させ、フォーカス モードのアイコンを上に配置しました。集中したいときは、ここからフォーカス モードをオンにすることで、選択したアプリをオフにできます。通知という誘惑も来なくなります。

フォーカス モードはクイック設定パネルに追加できます

 これからはフォーカス モードを華麗に駆使して目の前の仕事に全集中し、締め切りをちゃんと守れるライターになってみせます! と断言したいのですが、さて、どうでしょうね。なれるかな、なれたらいいな。無理かな……。