みんなのケータイ

「Mate 30 Pro 5G」にもEMUI 11がやってきました

【Mate 30 Pro 5G】

 昨年秋頃リリースされたファーウェイのホームUI「EMUI 11」が、「Mate 30 Pro 5G」にも対応しました。

 最近、「Mate 30 Pro 5G」から離れ気味だったのですが、久しぶりにアップデートして使ってみました。

EMUI 11に対応したMate 30 Pro 5G。常時表示に自分が撮った写真を使ってみました。

 まずはよく見る常時表示(Always On Display)。「アーティスティック」というテーマが増え、しかもレイアウトや色合いを選択できます。また、自分が撮った写真やGIF画像を使ってオリジナルの常時表示画面を作ることも可能です。

 このほか、EMUIの常時表示には動く画像もたくさん用意されているのですが、それを設定しても、バッテリーの減りが速くなったと感じることはありませんでした。

常時表示に使えるテーマに「アーティスティック」が追加。2つのデザインについてはレイアウトや色合いを選んで好みにカスタマイズできます。
写真やGIFを使ってオリジナルの常時表示画面を作ることもできます。

 個人的にマルチウィンドウ機能はあまり使わない機能なのですが、これも強化されました。ディスプレイの左右からドックを引き出し、アプリをドラッグして2分割画面にできることに加え、フローティングウィンドウも表示できます。

 また、フローティングウインドウは表示サイズを変更できるほか、アイコン状に最小化して、画面端に置いておくことができるようになりました。2画面表示をよく使っている人は、さらに便利になる機能ではないでしょうか。

分割の2画面でメモ帳、ブラウザ、フローティングウィンドウで電卓を表示させた状態
電卓を最小化すると、アイコン状になってディスプレイ右上に退避されます。これをタップするとまたフローティングウィンドウで表示されます。使わないときは端に寄せてしまっておき、タップして戻して使う、といった使い方ができます。

 メモ帳には文字をスキャンしてテキストで保存できる機能が追加されました。「手書き」メニューから呼び出すことができ、「文書のスキャン」で文字を撮影するとテキストが抽出されます。

メモ帳アプリの手書きメニューから「文書のスキャン」で利用できます。
文書を撮影し、「テキストを抽出」でテキスト化。撮り方にも左右されますが、認識精度は高いです。

 急いでメモしたいときには普通に写真を撮った方が速いのですが、文字の認識精度は思ったより高く、ゆっくり時間が取れるときに利用すると、後でテキストを起こす手間が省けます。もちろん画像やテキストとして共有も可能です。

 この他、クイック設定パネルのボタンがオン/オフ時にアニメーションで動くことをはじめ、各所がアニメーション化されているようですが、使っていて違和感を覚えたことはありません。私が鈍感なだけともいえますが、それほど自然なアップデートといえるのかもしれません。

 とりあえず私は常時表示をカスタマイズして楽しんでおります。