TCLが300ドル以下の5Gスマートフォン「TCL 20 5G」、新タブレット「TCL NXTPAPER」発表

» 2021年01月12日 21時23分 公開
[田中聡ITmedia]

 TCLが1月11日(米国時間)、CES 2021に合わせてスマートフォンやタブレットの新製品を発表した。

 「TCL 20 5G」は、300ドル(約3万1270円)以下という低価格を実現した5Gスマートフォン。日本でも販売されているTCL 10シリーズの後継となる。カラーはPlacid BlueとMist Grayの2色。

TCL 安価な5Gスマートフォン「TCL 20 5G」

 新たな高画質化技術「NXTVISION 2.0」を採用しており、より正確な色再現、より高い輝度とコントラストを実現するという。SDR画質からHDR画質に変換する機能も備える。

 ディスプレイは6.67型のフルHD+液晶(1080×2400ピクセル)を採用しており、20:9という縦長のアスペクト比も特徴としている。プロセッサはSnapdragon 690、内蔵ストレージは128GBまたは256GB、メインメモリは6GBを採用。容量4500mAhのバッテリーを内蔵している。5Gの通信速度は下り最大2.7Gbps、上り最大700Mbpsで、対応バンドはn1、3、5、28、41、78となる。

TCL インカメラの周囲をパンチホールとしており、91%の画面占有率を実現

 カメラは4800万画素の広角、800万画素の超広角、200万画素のマクロの3つで構成される。インカメラは800万画素。

 この他、より安価な4Gスマートフォン「TCL 20 SE」も用意する。6.82型(720×1640ピクセル)のディスプレイを搭載。プロセッサはSnapdragon 460、内蔵ストレージは64GBまたは128GB、メインメモリは4GBを採用する。バッテリー容量はTCL 20 5Gよりも大きな5000mAhとなっている。

TCL より安価な「TCL 20 SE」

 Androidタブレットの新製品「TCL NXTPAPER」も発表。TCLが独自に開発したNXTPAPER液晶ディスプレイを搭載しており、残像感を抑え、電子ペーパーのように紙を見るような体験が得られるという。ブルーライトを軽減し、環境に応じて輝度や色温度を自動調節する機能も備える。

 ディスプレイは8.88型(1080×1440ピクセル)、プロセッサはMediaTekのMT8768、内蔵ストレージは64GB、メインメモリは4GBを備える。専用スタイラスペンの「T-Pen」も用意する。カラーはUltramarine Green1色。

TCL 電子ペーパーのような体験を得られる液晶を搭載した「TCL NXTPAPER」

 2021年後半には、TCLで初となるフォルダブルスマートフォンを発表する予定だとしている。

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