てっぱんアプリ!

スマホ・タブレットをサブディスプレイにして仕事をより効率的に! 「Duet Display」レビュー

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Duet Display
開発者: Duet, Inc.
価格: Android版 1080円、iOS版 1220円
対応OS: iOS 10.0 以降、Android 7.0 以上
カテゴリ: 仕事

 二度目の緊急事態宣言が発出され、再び在宅勤務がメインになった、という人もいるかもしれない。自宅でも効率良く仕事したいなら、やはりマルチディスプレイにしたいところ。でも、今さらモニターに投資するのも難しい……。そう感じている人は、まず「Duet Display」を試してみよう。

スマホやタブレットを外部ディスプレイにする「Duet Display」

機種を問わず組み合わせてデュアルディスプレイに

 「Duet Display」は、スマートフォンやタブレットなどをパソコンの外部ディスプレイとして使えるようにするアプリ。パソコンはWindowsとmacOS、スマートフォンはAndroidとiOSに対応しており、それらどの組み合わせでも使えるのが特徴だ。たとえばWindowsのデスクトップパソコンとiPhoneの組み合わせでも、macOSのノートパソコンとAndroid端末という組み合わせでも動作する。

 利用にあたっては、本アプリをスマートフォンにインストールしたうえで、パソコン側にも専用のソフトをインストールする。メールアドレスでアカウント登録し、ログインして、スマートフォンとパソコンを同じWi-Fiネットワークに接続。その状態で互いにアプリを起動し、表示される一覧から選択すれば、すぐにスマートフォンの画面がパソコンのデスクトップに切り替わる。その後、パソコン側からは通常の外部ディスプレイと同じように扱うことが可能だ。

最初にメールアドレスでアカウント登録
画面右上の「DUET AIR」のタブを選んで待機
パソコン側にもアプリをインストール
設定画面で「Duet Airを有効にする」をチェックする
同じネットワークにつながっていれば、パソコン側からDuet Displayを起動しているスマートフォンが見つかる
スマートフォン側からも同じようにパソコンが見つかった

一部機種はUSBケーブルを使って低遅延で連携。パソコンとパソコンの接続も可

 パソコンのマウスやキーボードでスマートフォンの画面に表示されているデスクトップを操作できるのはもちろん、それと同時にスマートフォン画面のタッチ操作も有効。文字入力はキーボードから行ない、スクロールや拡大縮小は画面タッチで、といったように、それぞれの良さを活かした操作方法で生産性高く仕事できるだろう。

 多くの場合はWi-Fi経由で接続することになるが、若干の遅延が発生してしまうことがある。一部の機種ではUSBケーブルを使ってパソコンとスマートフォンを直接つないで外部ディスプレイ化することも可能なので、遅延が気になるならUSB接続も試してみよう。また、他のパソコンの画面を外部ディスプレイにすることもでき、ノートパソコンをふだん自宅で使っているデスクトップパソコンの2台目のディスプレイにしてしまう、なんて活用方法もアリ(年額19.99ドルのサブスクリプションサービス)。仕事環境をお手軽にアップデートしたいなら、ぜひとも使いこなしたい1本だ。

パソコンからアクセスしたTwitterのタイムラインをスマートフォン画面に表示した。縦長のページを広く見られる
もちろん横置きでも利用可能
フレームレートや解像度を切り替えることも可能