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サムスン電子から完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Pro」、199ドル

 サムスン電子は、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Pro」を発表した。日本での展開は現時点では明かされていない。米国での価格は199ドル(約2万円)。

自然なデザインに進化、2wayスピーカーを搭載

 Galaxy Buds Proは、サムスン電子製の最新の完全ワイヤレスイヤホン。Galaxy Buds Liveの特長的なデザインをベースに、より人間工学に沿ったデザインを採用。装着時の耳からの出っ張りを抑え、より耳に馴染むようになり圧迫感も軽減した。

 11mmのウーファーと6.5mmのツイーターを搭載しており、音質が向上した。3つの外部音取り込みマイクとVPU(Voice Pickup Unit)により環境音から通話の音声を切り分け、クリアな通話を可能にしている。

ANC搭載、Galaxyシリーズとシームレスに連携

 アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。環境音を最大で99%まで抑えられるとしており、ユーザーが好みのレベルに調節もできる。反面、周囲の音を増幅もでき、仕事をしながらの子守りや街なかを歩いている時でも周囲の音を聴くことができる。

 また、ANCは周囲の環境に合わせて自動的に調節される。誰かに話しかけた時や話しかけられた時にはそれを認識し、ノイズキャンセルから環境音の増幅に切り替わり、ANCをオフにしているときでも、会話をしたいときには音楽の音量が自動で下がる。

 Galaxyスマートフォンやタブレットと組み合わせると手動で操作せずとも、タブレットで音楽やビデオの再生中にスマートフォンに電話がかかってきた際、再生を自動的に中断し、Galaxy Buds Proで電話に出られるといった機能が利用できる。電話を切ると再びタブレット側と接続され、メディアの再生が再開される。加えてGalaxy S21と一緒に利用すると「Dolby Head Tracking」で360度のサラウンド環境を楽しめるほか、遅延を減少するゲームモードも搭載する。

主なスペック

 カラーバリエーションはファントムバイオレット、ファントムブラック、ファントムシルバーの3色展開。本体の大きさは19.5×20.5×20.8mmで重さは6.3g(片側)。充電ケースは50×50.2×27.8mmで重さは約44.9g。

 ANCオン時に最大5時間、ケース併用で18時間の音楽が再生できる。通話時間はANCオン時で最大4時間、ケース併用で最大14.5時間。5分の充電で最大1時間使用でき、Qiワイヤレス充電規格に対応する。

 Bluetoothバージョンは5.0。Android 7.0以上でメモリーが1.5GB以上のスマートフォンに対応する。