米調査会社Gartnerは2月22日(現地時間)、2020年第4四半期(10〜12月)の世界におけるスマートフォン市場に関する調査結果を発表した。メーカー別販売ランキングで、同四半期に「iPhone 12」シリーズを発売した米Appleが、2016年第4四半期以来久しぶりに首位に立った。
Appleの販売台数は7994万2700台でシェアは前年同期より3.7ポイント増の20.8%。前四半期は4位だった。
2位に落ちた韓国Samsung Electronicsは6211万7000台でシェアは1.1ポイント減の16.2%。Appleとの差は4.6ポイントだ。Samsungは1月にフラグシップ端末「Galaxy S21」シリーズを発表している。
3位は前四半期と変わらず中国Xiaomi。4位は中国OPPO、5位は中国Huaweiだった。Huaweiは米Googleのアプリを搭載できない影響でシェアが13.5%に落ちた。
総販売台数は5.4%減の3億8462万2300台だった。
2020年通年のメーカー別ランキングは、1位Samsung、2位Apple、3位Huawei、4位Xiaomi、5位OPPOだった。総販売台数は前年比6%減の13億4786万9800台だった。Apple、Xiaomi、OPPOは前年より販売台数が増加した。
Gartnerは、2021年には、エントリーレベルの5Gスマートフォンの登場でユーザーの買い替えが促進し、売り上げは増加すると予測した。
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