本日の一品

パソコンとスマホ、スマホ同士のデータ転送やバックアップに便利なUSBメモリー

 スマートフォンが、誰もが使うデバイスになってから、写真や動画、音楽、書籍、ビジネスアプリのデータまでその記録データは急激に増えた。

 だが、その数がまだ少ないならパソコンへバックアップしやすいし、最近はスマホへの充電と同時に、内蔵データを大容量メモリーに自動バックアップしてくれるハードウェアやアプリもある。

目を疑うギミックに惹かれてUSBメモリを買った

 今回、ご紹介するのは、USBメモリーでは著名なシリコンパワー社の“Mobile C50”だ。

Mobile C50はUSBメモリでは老舗であるシリコンパワー社の製品だ

 パソコンにさほど詳しくもなく、かといってまったく知識がないわけでもないような方にオススメしたくなる、経済的かつ確実、簡単にスマホのデータを扱える“ガジェット的USBメモリ”で、Androidスマホ向けに3タイプのUSBポートを持つ商品だ。

パソコンとスマホが共存する現代ではマルチポートのUSBメモリは珍しくはない

 複数のスマホ間やスマホとパソコン間のデータ転送を行えるように複数規格のUSBコネクタを併せ持つUSBメモリーは以前からいくつか存在するが、Mobile C50はそのポート切り替えのギミックがマニアにも別の側面でなかなか楽しい。

一見してごく普通のUSBメモリに見える

 初期状態の外観はUSB Type-Aコネクタの備わったごくありきたりなパソコン用のUSBメモリーに見える。しかし反対側のボディカバー一体型のゴムキャップを指先でめくるとUSB Type-C端子が登場してくる。

Type-Aと反対側のゴムキャップをめくるとType-Cコネクタが現れる

 昨今のType-Cポートが標準となっているAndroidスマホからデータをUSBメモリーに読み取ったり、逆にUSBメモリー内に事前にコピーしておいたデータをスマホへ書き込んだりする場合に便利に使える。

 そして最大のギミックの見せ場は、普段はUSB Type-Aプラグの形状をしたプラグの一部を上にめくりあげると、なんとmicroUSB端子が現れることだ。気分はエイリアンのインナーマウス風だ。

見飽きてしまっているType-Aコネクタもよく見るといつもとチョット違う
Type-Aの上辺をめくりあげると、なんとmicroUSBコネクタが現れる

 Mobile C50を中心に、Type-CポートのスマホとmicroUSBを備えたデバイス、そしてパソコンの三角関係で、筆者はAndroid用の操作に慣れた定番ファイルマネジャーアプリ「ファイル」をGoogle Playからダウンロードしてスマホ上で活用している。

スマホでは筆者はファイルマネジャーでは定番の「ファイル」を愛用している
内蔵メモリー←→内蔵microSDカードや外部USBメモリーとのデータ交換は簡単だ

 もちろんシリコンパワー社のオリジナルファイルマネジャーアプリである「SP File Explorer」も同様にダウンロードして利用できる。いずれのアプリを利用しても、Mobile C50をスマホから取り出すときには「設定」→「ストレージ」→「取り外す」という操作はUSBメモリー内のデータを安全に保つためには必要だ。

多くのユーザーの場合、写真データは最大の容量で、転送したいデータの代表だ
スマホからUSBメモリを取り出すときは既定のお作法に従う方が安全だ

 Mobile C50内部のデータをパソコン側に転送あるいはパソコン内部のデータをMobile C50に転送、移動するには、多くのパソコンが備えているUSB Type-A端子か、昨今の軽量級モバイルパソコンには備わっていることの多いUSB Type-Cポートを経由できるだろう。楽しいギミックを備えたMobile C50は一家に1個は常備しておきたい一品だ。

Type-Cポートしか搭載していないThinkPad X1 nanoともデータ交換は簡単だ
一般的なデスクトップパソコンとなら標準的なType-Aポートに挿入してデータ交換
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