シチズン時計は4月13日、「時を愉しむためのウオッチブランド」を掲げる「CAMPANOLA(カンパノラ)」の新製品として、新しい文字板の表現を採用した3モデルを発表した。いずれも5月13日の発売予定。

  • シチズン「カンパノラ」の新作。左が「天満星(あまみつほし、BU0020-71A)」、右が「紺瑠璃(こんるり、BU0020-20A)」

ラインナップと価格は、「天満星(あまみつほし、BU0020-71A)」が341,000円、「天彩星(あまいろほし、BU0020-71E)」が341,000円、「紺瑠璃(こんるり、BU0020-20A)」が286,000円。各モデルとも、文字板の外周部に配置したリング状のソーラーセルで発電し、定期的な電池交換が不要な光発電エコ・ドライブ仕様となっている。

  • 左から、「天満星(あまみつほし、BU0020-71A)」、「天彩星(あまいろほし、BU0020-71E)」、「紺瑠璃(こんるり、BU0020-20A)」

今回の新作では、文字板の立体構造に代表される奥行きあるフェイスデザインが見どころ。デザインのコンセプトは「宙空の美」とし、文字板状にネジどめした「五徳リング」、円形が重なる文字板、外周のソーラーセル、曜板などを立体的に組み上げている。

6時位置のサブダイヤルは、宇宙線の窓から見下ろす月と宇宙の壮大な風景を表現。これには、日本の伝統工芸でもある漆と螺鈿(らでん)を用いている。さらに12時位置のサブダイヤルには、太陽の輝きを象徴したという緻密な電気鍛造パターンを施した。リアルな月の表情を追求したというムーンフェイズは、「板」を8回も重ねたことに加えて、傘型の窓によって月の満ち欠けを示す。

  • 重ね合わせの妙でここまで立体的な文字板を実現

「天満星」と「天彩星」は、宇宙に広がる星々をイメージしたモノトーンカラーに、フィット感に優れたメタルバンドを採用。もう1つの「紺瑠璃」は宇宙から見た地球をイメージして文字板にブルーを用いつつ、ブルーのカーフバンドを添えた。

共通の仕様として、ケース素材はステンレススチール、ケースサイズは径43.5×厚さ14.8mm(設計値)、風防は無反射コーティングのデュアル球面サファイアガラス、防水性能は日常性活用防水。ムーブメントは光発電エコ・ドライブのクオーツ「Cal.8730」となっている。

天満星(あまみつほし、BU0020-71A)

天彩星(あまいろほし、BU0020-71E)

紺瑠璃(こんるり、BU0020-20A)