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異なるOS間のテキスト会話を円滑に グーグルがAppleに「RCS」採用もとめる

 既読やインジケーターが表示されない、低解像度の写真やビデオ、グループチャットができない――グーグル(Google)のモリー・マクヒュー=ジョンソン氏は、異なるオペレーティングシステム間でのテキスト会話がうまくできないことがあるという。この問題について、グーグルのエンジニア組織を率いるエルマー・ウェーバー(Elmar Weber)氏が、同社公式ブログ「The Keyword」や、YouTubeで公開された動画で、問題の原因と解決法を説明している。

初期のAndroidとiPhoneのテキスト会話は問題なかった

 ウェーバー氏によると、基本的なSMSサービスは30年前から存在していたという。初期のSMSは160文字までで写真やリアクションなどを送る機能はなかった。

 最初の携帯電話は「電話をするための端末」に過ぎなかったが、多くのユーザーがSMSを利用するようになり、海外では2000年代前半にMMS(マルチメディア・メッセージング・サービス)が登場し、写真やビデオを送れるようになった。

 その後、メッセージアプリが独自のシステムを構築し、絵文字やタイピングインジケーターなどを搭載するようになったが、SMSやMMSはこれらの最新アプリよりもずっと前に開発されたものであると指摘。これらの問題を解決する新しいテキスト会話の機能「RCS(Rich Communication Services)」が開発された。

新しいテキスト会話の標準規格「RCS」

 RCSは、メッセージアプリではなく、USBや電子メールなどの技術標準と同様にさまざまな企業のグループによって開発された標準規格。世界の無線通信事業者やチップメーカーなど業界関係者の団体によって調整されたものだという。

 RCSでは、高解像度の写真やビデオの共有、既読の受信、絵文字の反応などをサポートするほか、エンドツーエンドの暗号化によるセキュリティとプライバシーの向上が図られている。

 Android同士のテキスト会話ではすでのRCSによる会話が実現できている一方で、「iPhoneは、まだAndroidユーザーとの会話をSMSやMMSに頼っている」(ウェーバー氏)ため、iPhoneとAndroidユーザー同士のグループチャットが時代遅れに感じられると指摘。

 ウェーバー氏は「誰もが携帯電話を手に取り、安全でモダンなメッセージング体験をすることができるようになるべき」とし「iPhoneもRCSを使い始めるか?」というジョンソン氏の問いに「そうなってほしい」と答えた。

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