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シャオミの雷軍氏、スマート電気自動車の開発状況を紹介

 シャオミ(Xiaomi)の創業者で会長兼CEOの雷軍(レイ・ジュン)氏は、スマート電気自動車の研究開発を進める「シャオミ・パイロット・テクノロジー(Xiaomi Pilot Technology)」について、開発状況を同社の公式サイトで紹介している。

 シャオミは2021年3月、スマート電気自動車分野への参入を発表。その発表から1年半ほどが経過したタイミングで、研究開発の状況や計画が公式に示されたかたちとなる。

 同社によると、開発チームの規模は現時点で500人以上。2022年の年末までに、600人以上に拡大する予定としている。

 7割以上が修士号もしくは博士号を取得しているというチームには、業界に精通する50人の専門家が所属。また、チームの中心メンバーは、AIの分野の有名企業で働いた経験を持っており、センサーやアルゴリズムなど、自律走行技術の開発に必要な知識を有しているという。

 同社は、予算として、研究開発の第一段階に33億元(約650億円)を投資する計画を発表。自律走行のスタートアップであるShendong Technologyを買収したほか、10社以上の企業に20億元(約400億円)を投資し、開発を進める。

 シャオミのスマートフォンカメラのチームなども協力するという今回のプロジェクトでは、140台のテスト車両が製作される予定。テスト走行などを経て、シャオミは2024年の発売を目指すとしている。

7月末に都内で開催された「Xiaomiモノづくり研究所」の投影資料