スタパ齋藤のApple野郎

Apple Watch Ultra、バンド互換性はどうなのか?

Apple Watch Ultra(49mm)では、42mm/44mm/45mm用バンドも使え……る?

 Apple Watch Ultraを鋭意使用中なんスけど、追加バンドが欲しいニャ~、と。Apple Watch Ultra発売前には「新型Apple Watchはバンドも一新され、従来品と互換性がなくなる」というガセネタが流れ、Apple Watchユーザーたちは軽くガクブルしたと言われている。Apple純正Apple Watch用バンドってけっこうお高いので「これまでの“Apple Watchバンド資産”が使えなくなるなんて!」というわけだ。

俺所有のApple Watch用バンドの一部。徐々にたまってけっこうな本数がある。新型Apple Watchでこれらバンドが使えないとなると、それはソレでかなり痛い。

 Apple Watch Ultra使用開始後に追加バンドを欲した俺は、従来品Apple Watchと新型Apple Watchのバンド互換性を調べた。するとアッサリ判明。Apple公式サイトに書かれていた。

Apple Watch の新しいバンドをお買い求めいただく際は、必ずお使いの Apple Watch のケースの寸法に合うバンドをお選びください。Apple Watch (第 1 世代)、Apple Watch Series 1、2、3 用のバンドも、サイズさえ合っていれば、Apple Watch Series 4 以降および Apple Watch SE で使えます。

38 mm、40 mm、41 mm のケース用のバンドは、これら 3 つのサイズのケースならどれでも使えます。42 mm、44 mm、45 mm 用のバンドも、これら 3 つのサイズのケースなら付け替え可能です。

49 mm のケース用のバンドは、44 mm と 45 mm のケースでも使えます。44 mm または 45 mm のケース用のバンドは、49 mm のケースでも使えます。

Apple Watch のバンドを取り換える

 俺の場合、Apple Watch Ultra(49mmケース)で、従来品Apple Watchの手持ちバンドが使えるかどうかが、まず気になるところ。これまで使った従来品Apple Watchのケースサイズは42/44/45mmで、これら用のバンドを持っている。

 公式サイトの説明を解釈すると、ケースサイズ42/44/45mm用のバンドは互換性があることになる。そしてケースサイズ49mm(Ultra)では、44/45mm用バンドが使えるとある。

 42/44/45mm用バンドは互換性がある。ので、44/45mm用バンドが使えるケースなら42mmバンドも使えることになる。上記説明で「49mmケースに42mmバンド使えるョ!」って書いていないのは「49mmケースに42mmバンドを装着できるけどバンド太さがケースとミスマッチだからApple的にはそういうカッコ悪い組み合わせは推奨しないんダ!」ってことだろうか?

Apple Watch Ultraで使えるバンドは、ケースサイズ42mm/44mm/45mm/49mm用

 手持ちの従来品Apple Watch用バンドは、42/44/45mm用。合計9本あった。これらをApple Watch Ultraに装着してみたら……あらま全部使えちゃったゼ!!!

こんなの買ったっけ? というケースサイズ42mm用のバンドをUltraに装着。ちょっとバンド幅が細くてバランスが悪いような感じがするが、バンドの着脱は問題ナシであった。
これ、えーと、あー、ループの……あっ「ブレイデットソロループ」の45mmケース用も、ちゃんと着脱できた。何ら問題ナシ。
こちらはミラネーゼループ。何mmケース用だか失念したが、着脱は問題なし。でもUltraの重厚気味なケース質感およびサイズ感に、繊細なミラネーゼループがちょっと華奢という印象になった。
44mm用のスポーツループも問題なく着脱できた。色も質感も太さも微妙にミスマッチな感じがするが。

 なーんだスゲく互換性高いじゃないスか! と思ったが、サードパーティの中華製バンドでは少々問題が出がち。Apple純正バンドと比べると、着脱のスムーズさにやや欠けるのであった。

2本セットとかで買った中華製シリコーンバンド。フツーに便利で全体的な作りも悪くない。
しかしWatchとの接合部分の樹脂製突起がやや大きいためか、3つあるうちの中央の樹脂製突起を爪で押しながらでないとWatchに装着できないことがある。だが装着できないわけではない。

 中華製バンド、Watchとの接合部にある3つの樹脂突起のうち中央のものが、Apple純正バンドのそれより微妙に厚めになっている(ものを所有していがちな俺)。この突起裏に金属の外れ止めがあり、たぶんサードパーティ的に「外れ止めがよりしっかりハマってバンドからWatchがより外れにくくなるよう」に厚みを少し増しているように思われる。

 だが、Apple Watch Ultraのバンド接合部が非常に精密に作られているようで、中華製バンドを装着すると、バンド側接合部にある黒い樹脂が“Ultra側接合部チタンにより削り取られてしまう”のであった。そして黒い樹脂削りカスが発生。Apple Watch Ultra、スゲく精密でギリギリなサイズ・形状で製造されているもよう。

 あと、以前にソニー「wena 3」とApple Watchを合体させちゃうという記事を書いた。Apple WatchでもEdyが使えるゼ!!! 的な。それと同じことがApple Watch Ultraでもできた。

上のバンドは、ソニーのwena 3に「一般の時計用バンドをApple Watchに装着できるようにするパーツ」を追加したもの。wena 3がApple Watch用のバンドと化した。
Apple Watch Ultraとwena 3が悪魔合体!!!

 SuicaとWAONとnanacoがApple Watchに入った現在、Edyをwena 3で使うとすれば、この悪魔合体はアリかもしれない。でも色がミスマッチだから銀のwena 3買おうかな? 太めバンドのwenaってあるのかな? などと散財可能性がひとつ増えたのであった。

Apple Watch Ultraに金属製バンドを装着してみる

 Apple Watch Ultraはオレンジアルパインループのものを買った。オレンジのバンドはApple Watch Ultra本体のボタンの差し色のオレンジと合っていてイイかな~と考えたからだ。結果、いい感じでマッチしている。のだが、バンドの色としてはかなりカジュアルな感じ。仕事で使うにはラフ過ぎかも?

オレンジ色バンドとの組み合わせでApple Watch Ultraを買った。普段使うには悪くない色合いだが、仕事のミーティングとかで使うには……ハデ? かも。

 ということで、仕事でもApple Watch Ultraを使うべく、金属製のバンドを買ってみることに。Apple純正はお高いので、サードパーティ製を何本か。Amazonとかでは既にApple Watch Ultra用バンドが多々売られており、お値段もお安い。バババッと数本購入。

上から、Miimallブランド品(2199円)、MaKTechブランド品(2250円)、NINKIブランド品(1999円)、CCnutriブランド品(1796円)。すべてAmazonで購入。
Miimallブランド品(2199円)をApple Watch Ultraに装着した様子。やや存在感のある金属製バンドだが、バンドとケースが双方のナニカを補完しあって、ミョーに「アリかも」と思えるバランスに。
MaKTechブランド品(2250円)。Apple Watch Ultraがフォーマルっぽい雰囲気になるかな、と期待して購入。なかなかイイ感じにApple Watch Ultraが“ちょっと静けさがあるスマートウォッチ”になったと思う。
NINKIブランド品(1999円)。ガーリィでフェミニンな雰囲気のアクセサリー系バンドだが、もしかして近未来的なApple Watch Ultraの雰囲気が盛り上がってアリ? ギャップがありまくりで、アリ/ナシは人によるかも。それ以前に、チェーンが切れそうで怖い。やっぱりそうか~。
CCnutriブランド品(1796円)。4本セットでこのお値段なので試しに買ってみたらフツーにフツーであった。伸縮バンドで使いやすい。ちょっと細いかもしれないが、まあこれはコレで実用的だと感じられる。

 個人的には金属製シルバーの存在感のあるバンドとフォーマルな雰囲気のバンドが「当たり」だったかな、と。でもまあサードパーティ製Apple Watch用バンドってお手軽なお値段っスね~。今後も良さそうなのを見つけたら迷わずポチッてゆきたいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。