本日の一品

お天道様しだいだが意外に使えるダイソー「ソーラー充電モバイルバッテリー」

筆者宅のテラスは1年を通じて日照には恵まれた太陽光発電向きの環境だ

 いつも買い物ついでに行く南千住LaLaテラスのダイソーで久しぶりにモバイルバッテリーを見つけたので、速攻でカートに入れてレジに駆け込んだ。購入したのは5000mAhの容量の「ソーラー充電モバイルバッテリー」だ。

ダイソーで株式会社E Coreの5000mAhソーラー充電モバイルバッテリーを手に入れた

 パッケージ内にはソーラー充電モバイルバッテリー本体のほかには取扱説明書と超短い10cmの白いmicroUSB充電用ケーブルだ。本体には上面に実測60mm×60mmの小型のソーラーパネルがあり側面にはmicroUSBポート1個とUSB Type-Aポートが2個、USB Type-Cポートが1個の合計4ポートがある。

同梱品は本体ソーラー充電モバイルバッテリーと取説、10cmのmicroUSBケーブル
USBポートは全部で4つ。本体の充電は付属のmicroUSBケーブルで行う。Type-Cポートでの充電も出来るがType-Cケーブルはユーザーで用意する必要がある

 スマホやタブレットへの給電用(充電)に使用できるのは2個のUSB Type-Aだ。2個のUSB Type-Aポートに挟まれたUSB Type-Cポートは自身への充電用ポートだ。別途ケーブルが必要だ。入出力とも2.1A 5Vに対応しているが2個のUSB Type-Aを同時使用しても上限は2.1A 5Vとなる。

 2個のUSB Type-Aポートの両側に各1個の白色LEDライトが配置されており電源ボタンの長押しで点灯して懐中電灯のイメージで使用できる。横長の電源ボタン上にもLEDインディケーター5個が仕込まれておりバッテリー残量や充電状態を確認できる。

懐中電灯代わりの2個のLEDは電源ボタンを長押しすることで点灯する

 ソーラーパネルを上にしてみた場合、5個のLEDのうち最も左側のLEDはソーラー充電の開始時に緑色に光るLED。残りの4個のLEDでバッテリーの充電状況や残量を25%刻みで0~25%、26~50%、51%~75%、76%~100%として表示する。

電源オンオフボタン上に5個のLEDライトが配置されている左端の1個はソーラー充電の状況表示。残りの4個はバッテリ残量や充電量の表示

 今回、購入時に70%ほど充電されていたので、筆者のスマホに残りのバッテリーを0%になるまで充電し残量LEDライトが点灯しないレベルまで放電処理したことを確認し快晴の日を待って自宅テラスで太陽光発電のチャンスを待った。

ソーラー充電モバイルバッテリーの残量をゼロにするために筆者のスマホに充電中

 筆者宅のテラスは、都心では恵まれている方で南南西向きで基本的に冬の間は正午頃から16時半近くまで遮るものがまったくなく日射を100%浴びることが可能だ。

 午前中も9時頃はほんの短時間日射はあるが、すぐに近所のマンションに遮られてしまうので実質的には12時15分~16時15分の4時間くらいだ。

 太陽光発電では常時ソーラーパネル面を太陽光に垂直に向ける……という原則があるが、地球の自転に合わせて太陽は基本的に東から西に移動し、その間に高度も変化するので基本的に常時人が付き添うか自動で太陽光にソーラーパネルの面を垂直向けてくれる専用の装置が必要だ。

 普通はそんな暇人もいないし高尚な装置もないので、多くの人は最大限お日様に顔を向けて置くだけが精一杯だろう。

 筆者宅ではほかのソーラーパネルも時々使用しているので、同じような配置にした。今回は本体より少し大きめの透明ビニール袋に入れてテラスに常設されている物干し竿に大型の洗濯ばさみでぶら下げることにした。

冬の太陽は位置が低いので夕方近くはこの角度でも太陽光をスーラーパネルに確実に受けられるが14時~15時は厳しい

 前述したように冬場の太陽の高さは低い。なので部屋の奥まで太陽光が届くので暖房効率は良いのだがソーラーパネルに垂直に太陽光を当てるにはテラスの真下に向いてぶら下がっているだけの角度では少し残念だ。

 泥縄式ではあるがアマゾンの配送用の分厚めの段ボールを切って簡易スタンドにして前述の洗濯ばさみ2個で太陽に向けて仰角10度~15度くらいで固定した。

 そして夕方の日の入りまで約4時間太陽エネルギーを吸収した。LEDインディケーターが正しいとすれば51%~75%の充電ができた感じだ。

廃棄する予定の段ボールを適当なサイズに切ってソーラー充電モバイルバッテリーを少し仰角気味に再設定。これで太陽光がピークのお昼過ぎも完璧だ。
約4時間の太陽独り占めでLEDインディケーターは確実に3個点灯(51%~75%)のゾーンまで充電出来た

 続いて筆者のメインスマホである「Galaxy Z Fold 4」にこのソーラー充電モバイルバッテリーを使って充電してみた。Galaxy Z Fold 4の充電開始時のバッテリー残量は9%。最終的にすべての放電が終わった時のバッテリーは81%を表示していた。充電時間は6時間近くかかってしまった。

筆者のメインスマホであるGalaxy Z Fold 4に充電して見たらかなりの長時間かかったが7割近く充電できた。これは被災時などには有難い

 Galaxy Z Fold 4のバッテリー残量及び充電量、充電時間の測定はSIMPLE BATTERY GRAPHというアプリを使用した。今回、充電中はGalaxy Z Fold 4のパワーを完全に落として充電完了後にアプリを起動し時間をさかのぼって充電状況をグラフにプロットしている。なのでよくある曲線の充電カーブでは無く直線表示となっている。

 筆者宅には太陽光発電用の外付けソーラーパネルがいくつかあるが、筆者の数少ない経験から一番の重要ポイントは、お天道様が見えている時間が長いこと。続いて太陽光を遮るものが限りなくないこと。最後に、ソーラーパネルは地面に置いて真上を見る設置ではなく限りなく太陽の方向を向けて固定することだ。

 筆者宅のテラスでは最小値で4時間ほぼ太陽光を上下左右の誤差±25度で受けているので効率的にはかなり恵まれた環境だ。もちろん太陽光発電が全くダメでもソーラー充電モバイルバッテリーは1100円。一般的な5000mAhのモバイルバッテリーだと考えても高くは無い値段だ。太陽光発電が注目される中この機会に体験してみるのも悪くはない。

製品名発売元実売価格
ソーラー充電モバイルバッテリーDAISO1100円