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ヤマト運輸、発送手続きが「Slack」と「Microsoft Teams」上で完結する機能を提供

 ヤマト運輸は、「Slack」と「Microsoft Teams」上で、宅急便の発送手続きができる機能を提供する。ビジネスパーソンが宅急便を発送する際の、利便性向上や業務効率化を目的としている。2月8日から「Slack」ユーザー向けに提供される。「Microsoft Teams」では、15日から一部企業向けに実証実験として提供される。

 各プラットフォーム上から当機能を立ち上げ、送り状情報を入力すると、専用QRコードが発行される。したがって、手書きで送り状を用意する必要がない。専用QRコードと荷物を最寄りの発送場所に持ち込むことで、荷物を発送できる。

 発送場所は、ヤマト運輸の営業所やオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」、コンビニエンスストアから選べる。

 配送費用は、発送手続きの際に自動で計上され、まとめて会社宛に請求される。そのため、配送費用を立て替えずに荷物を発送できる。

背景

 テレワークの急速な普及を受け、多様な場所での働き方が定着している。荷物をオフィス以外の場所から発送する機会が増える一方で、発送時の利便性向上や業務の効率化が課題となっている。

 そこで同社は、宅急便の発送手続きをデジタル上で完結することが可能な機能を、ビジネスで利用するデジタルコミュニケーションツールと繋ぎ合わせて提供することで、宅急便利用時の顧客体験向上を目指す。

 なお、2022年5月には、「LINE WORKS」に同様の機能が備えられている。