Xiaomiからハローキティとコラボしたスマホが登場 背面の“特殊な仕上げ”に注目山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2023年03月22日 10時06分 公開
[山根康宏ITmedia]

 2月14日はバレンタインデー。日本では女性が男性にチョコをあげる日になっていますが、海外では男性が女性に贈り物をする国が多くあります。例えば筆者の住む香港では、男性が女性に花束(とプレゼント)を送る日。なので筆者も大変です(笑)。また中国でも男性から女性にプレゼントをあげる日になっています。このバレンタインデーにスマートフォンを売ろうと、Xiaomiから発売されたのが「Civi 2ハローキティ版」です。

Civi 2ハローキティ版 真っ赤なパッケージの「Civi 2ハローキティ版」

 XiaomiのCiviシリーズはセルフィーを強化した女性向けのスマートフォン。2022年9月に発売された「Civi 2」は、フロントデュアルカメラを搭載しています。しかも3200万画素+3200万画素というぜいたくな仕様。iPhone 14 Proのダイナミックアイランドのように、フロント上部には楕円の穴が存在します。しかも上部のベゼルにはフロントフラッシュを左右に2つ内蔵しています。そのCivi 2登場から約5カ月が過ぎ、派生モデルとしてハローキティ版が登場しました。

Civi 2ハローキティ版 3200万画素デュアルフロントカメラにキティちゃんの壁紙

 ボディー側面の電源キーは標準モデルとは異なり赤いボタンに変更。ちょっとしたワンポイントになっています。バレンタインデーの花といえば赤いバラでしょうし、中国といえばやはり赤色が人気。小さなボタンですが目を引きます。

Civi 2ハローキティ版 側面に赤い電源キーを備える

 カメラ部分の周囲も赤に彩られています。なお、アウトカメラは広角5000万画素と超広角2000万画素、マクロ200万画素の3つ。超広角も若干画質を高め、ワイドアングルでも顔を美しく撮れるポートレート撮影を実現しています。

Civi 2ハローキティ版 カメラ周りも同様に赤い縁取り

 背面にはキティちゃんが模様のようにちりばめられています。ホワイトのボディーにうっすらと見えるキティちゃんがちょっと上品ですね。指紋の跡が残りにくい半透明仕上げです。

Civi 2ハローキティ版 背面はホワイトでまとめたデザイン

 ところがこの背面、実は特殊な仕上げになっています。太陽光や紫外線を当てると色が変わるのです。背面色が変化するスマートフォンはvivoなどが出していますが、特徴的なモデルにはこのような機能を搭載するのが流行になるのかもしれません。Civi 2ハローキティ版に紫外線を当てると、キティちゃんが徐々に赤くなっていくのです。

Civi 2ハローキティ版 紫外線ランプに本体を置く(上)。1分程度でキティちゃんに色が付く

 屋外で使うときはこのように背面にしっかりとキティちゃんが現われるわけです。かなり目立つので、使っていると話題になりそうです。アジアでのハローキティ人気は今でも絶大で、このCivi 2ハローキティ版は中国のみでの販売ながら、香港にも輸入され高値で販売されています。ちなみに中国での定価は2799元(約5万3000円)。香港では4000香港ドル(約7万円)以上で売られていました。

Civi 2ハローキティ版 色変わりが完了。かわいらしい外観になった

 付属のケースもキティちゃん柄。ですがこの端末はケースなしで色の変化を見せながら使いたいものですね。そうなると透明なTPUケースも付属させてほしかったところ。「ケースなし・白」「ケースなし・赤」「ケース装着」と3つの表情を楽しめるCivi 2ハローキティ版、これを男性からもらえる中国の女性がちょっとうらやましいと思ってしまいます。

Civi 2ハローキティ版 かわいいケースをつけるかどうか悩ましい

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