自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第147回

キーボード&マウスをつないだFire TV Cubeでウェブを活用しよう

今回はFire TV Cubeにつないだキーボードを使ってネットサーフィンしてみよう

 Fire TVシリーズでは、Amazonのウェブブラウザーである「Silkブラウザー」が利用できる。GoogleのChromiumベースで表示されるので最近のウェブサイトも見やすく、タブ表示には対応していないが、それなりに使える。Fire TV Cubeでもテレビの大画面に映しながらウェブページを利用できて楽しいので、アプリストアから検索してインストールしてみてほしい。ちなみにFireタブレットには、最初からインストールされている。

 本コーナーでは、第130回から、2022年10月に発売された「Fire TV Cube(第3世代)」の使いこなしを紹介している。前回はBluetoothキーボードとマウスを接続したが、今回は、これを使ってPCのようにウェブブラウザーでネットサーフィンしてみよう。

検索画面を表示させよう
キーボードから「silk」と入力して検索すると……
「Silkブラウザー」が見つかるのでインストールしよう

Silkブラウザーで使う検索エンジンを変更する

 Silkブラウザーでは、デフォルト検索エンジンがマイクロソフトの「Bing」になっている。このままでも問題ないが、検索エンジンを変更する方法を、キーボードによる操作方法と一緒に紹介しよう。

 Silkブラウザーを起動した状態で、キーボードの[アプリケーション]キーを押すと、上部の操作パネルが表示される。方向キーの[→]を4回押して[メニュー]を選択し、[Enter]キーを押そう。すると、メニュー画面が表示される。

 メニュー画面の最下部に[設定]があるので、これを選択し、続けて[詳細設定]→[検索エンジン]と選んでいくと、好みの検索エンジンに設定できる。

Fire TV CubeをPCっぽい方法で活用してみる
ちなみに、これが[アプリケーション]キー
Silkブラウザー起動時に操作モード選択が表示されたら[カーソルナビゲーション]を選ぶ。これは後で変更することもできる
Silkブラウザーが起動した。デフォルト検索エンジンはBing
キーボードの[アプリケーション]キーを押し、方向キーで[メニュー]を選択したら[Enter]キーを押す
メニュー画面が表示されるので、[↓]キーで一番下にスクロールさせたあと[設定]を選ぶ
[詳細設定]→[検索エンジン]の順にメニューを選んでいく
検索エンジンの選択画面でGoogleなどに変更できる。[Esc]キーを押すと戻る

マウスも組み合わせて快適に操作できる

 検索は、Silkブラウザーの検索バーを選択して、キーボードから文字を入力する。URLを直接入力したいときは[アプリケーション]キーで半角英数字入力に切り替えればいい。

 キーボードとマウスをつないでいるので[Page Up/Down]キーのほか、マウスのホイールでもページをスクロールできる。また、[アプリケーション]キーで操作パネルを表示し、[ブックマークを追加]でブックマークできる。

 初期状態(デフォルトサイト)ではユーザーエージェントがモバイルページになっているので、表示がはみ出したりするときには[デスクトップサイトをリクエスト]で、PC向けページに適宜切り替えるといい。ただし、表示は遅くなる。

Silkブラウザーの検索バーを選択して、キーボードから文字を入力する。URLも入力しやすい
マウスもつないでいるので、マウスでリンクをクリックすることもできる
キーボードの[Page Up/Down]キーや、マウスのホイールでページをスクロールできる。ブックマークの追加は[アプリケーション]キーで操作パネルを表示して[ブックマークを追加]
ブックマークはメニュー画面に表示される
表示がはみ出したりするときには[デスクトップサイトをリクエスト]に切り替える
Twitterの利用も可能だ

【今回の教訓(ポイント)】

Fire TVシリーズではAmazon提供の「Silkブラウザー」が利用できる
Silkブラウザではキーボード&マウスでの操作が快適

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。