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グーグルが日米結ぶ新海底ケーブルに1500億円投資、KDDIも協力

 グーグルは、日米間を結ぶ新たな海底ケーブルの敷設で1500億円(10億米ドル)を投資する。

 新たに敷設される予定の海底ケーブルは2つで「Proa」と「Taihei」と名づけられた。それぞれ日本と北マリアナ諸島およびグアム、日本とハワイを結ぶ。KDDI、NEC、アルテリア・ネットワークス、CIDATEL Pacific、北マリアナ諸島の協力で実現する。日本と米国本土間に新たな海底ケーブルを通すことで、両国と太平洋諸国などの間でのネットワークを強化する。KDDIはProaの敷設と陸揚を支援するという。

 グーグルが2022年に発表した「日本デジタル未来構想」の一環。このほかにも米国とオーストラリアおよびフィジーを結ぶ「Tabua」と台湾とフィリピンおよび米国を結ぶ「TPU」がそれぞれハワイと北マリアナ諸島まで延伸する。TaiheiとTabuaは米国本土と日本(茨城県高萩市)間の複数拠点を結び、ProaとTPUは北マリアナ諸島初の国際海底ケーブルとして米国本土と日本(三重県志摩市)間の新たなルートとなる。