スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説(1/2 ページ)

» 2024年04月24日 10時00分 公開
[シムラボITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 スマホを買う際、多くの人はキャリアの店舗やオンラインショップで購入するでしょう。しかし、スマホ本体はキャリア以外で自分で購入した方がお得な場合もあります。そこで今回は、スマホを本体のみでお得に買う方法と注意点を解説します。本体のみを買って使うにはSIMロック解除やSIMカードの交換が必要な場合もあり、注意が必要です。(料金/価格は全て税込み)

スマホ本体を自分で買うメリット/デメリット

 冒頭にも記載した通り、多くの人がスマホキャリアで端末を購入しているでしょう。例えば機種変更の場合は店舗に行って展示してある中から端末を選び、カウンターで機種変更を依頼する、という流れが多いと思います。慣れた人はオンラインショップで端末を購入し、届いた端末にSIMを差し替えて自分でデータ移行する、という人もいるかもしれません。

 もう1つオススメなのが、自分で端末を用意し、自分でSIMを差し替えて機種変更する、という方法です。機種変更だけでなく、スマホキャリアに契約する際にSIMカードのみ(またはeSIMのみ)を契約し、自分で用意したスマホに入れて使うこともできます。

 スマホ本体を自分で用意するメリットは、端末の選択肢が増えることです。例えばiPhoneの場合、大手キャリアで買えるのはほぼ「iPhone 15」シリーズと「iPhone SE(第3世代)」のみです。しかし、最新機種じゃなくてもよい、安いiPhoneが欲しいという人は、自分で端末を用意すれば「iPhone 14/13」シリーズやそれ以前のiPhoneも使えます。逆にUQ mobileやY!mobileでは最新のiPhoneを取り扱っていないので、最新のiPhoneを使う場合は自分で用意しなければなりません。

iPhone UQ mobileやY!mobileでは型落ちのiPhoneしか取り扱っていないが、自分で本体を用意すれば最新のiPhoneも使える。画像はUQ mobileのiPhone

 また、同じ端末がキャリアより安く買える場合も多いです。新規契約/MNP乗り換え時はキャリアでも比較的高額の割引が適用されますが、機種変更は割引額が少ないことも多いです。この場合はスマホ本体を自分で用意することも検討しましょう。筆者もここ数年は、ずっと自分で端末を用意し、機種変更しています。

iPhoneを本体のみでお得に買う方法

 まず、iPhoneを本体のみで買うオススメの方法は以下の4つです。

  • Apple Storeで買う
  • 楽天モバイル公式 楽天市場店で買う
  • 中古スマホ店で買う
  • キャリアの端末購入プログラムを利用する

 最もメジャーなのが、Apple Storeで買う方法です。Apple StoreではSIMフリー版のiPhoneが本体のみで購入できます。在庫も豊富ですし、オンラインで購入しても送料無料です。Apple Storeで購入したiPhoneはSIMフリーで、ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルの全回線で使えます。

 個人的にApple Storeよりオススメなのが、楽天モバイル公式 楽天市場店で買う方法です。こちらでもApple Storeと同じSIMフリー版が本体のみで購入できます。価格はApple Storeよりやや高い場合が多いですが、購入金額に応じて楽天ポイントが還元されるため、ポイント還元を含めるとApple Storeよりお得になる場合も多いです。例えば「iPhone 15(128GB)」の場合、Apple Storeの価格は12万4800円に対し、楽天市場店は13万1800円です。ポイント還元率が5.5%ほどあれば楽天市場店で買った方がお得になります。

iPhone iPhone本体は楽天モバイル公式 楽天市場店でも購入可。ポイント還元を含めればApple Storeよりお得に買える可能性も(画像はApple公式サイトと楽天モバイル公式 楽天市場店より引用)

 さらに安く買いたい人は、中古スマホ店を探してみましょう。楽天市場でも多数の中古iPhoneが販売されていますし、イオシスやじゃんぱらといった大手の中古スマホ店でも中古iPhoneが多数販売されています。価格は新品より安いものが多く、本体の状態(傷や汚れなど)もランク分けされているので安心して買えます。また、Apple Storeや楽天モバイル公式 楽天市場店で販売が終了した端末も買えるのがメリットです。コンパクトサイズで今でも人気が高い「iPhone 13 mini」や「iPhone 12 mini」はこちらで探しましょう。

iPhone Apple Storeで販売終了になった機種も中古スマホ店ならまだ買える。コンパクトサイズで人気のiPhone 13 miniやiPhone 12 miniも選択肢が豊富だ(画像はイオシス公式サイトより引用)

 ドコモ/au/ソフトバンクなどでもiPhoneが本体のみで購入できます。ただし価格は高いため、基本的にはApple Storeや楽天モバイル公式 楽天市場店で買いましょう。どうしてもキャリアで買うなら、端末購入プログラムの利用がオススメです。

 ドコモの「いつでもカエドキプログラム」やauの「スマホトクするプログラム」など、どのキャリアでも残価設定型の端末購入プログラムが用意されています。細かい部分はキャリアごとに差がありますが、簡単に言えば「2年後に本体を返却すれば安く買える」という仕組みです。例えばドコモのiPhone 15(128GB)の通常価格は14万9490円とApple Storeより高いですが、「いつでもカエドキプログラム+」を利用して2年後に返却すれば実質7万5570円で購入できます。どうしてもキャリアで買いたい人はプログラムを利用しましょう。

Androidスマホをお得に買う方法

 Androidスマホを本体のみで買うなら中古スマホ店がオススメです。新品同様の未使用品もキャリアより安く購入できる場合があります。

 例えばY!mobileで販売中の「Libero 5G IV」の場合、オンラインストアの機種変更価格は1万7676円ですが、中古スマホ店のイオシスなら未使用品が1万2800円、じゃんぱらなら1万1980円で購入できます(4月23日時点)。中古スマホの価格は在庫数により変動するので常に安いわけではありませんが、一度チェックしてみるのがオススメです。特に機種変更の場合は中古スマホ店で買った方が安くなる場合も多いです。

Libero 5G IV 例えばLibero 5G IVはY!mobileオンラインストアの機種変更価格より、中古スマホ店で未使用品を買った方が安い

 ただし、Androidスマホを自分で買う場合は、iPhoneより注意すべき点が多いです。次章の注意点を必ず読んでから買いましょう。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月06日 更新
  1. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【5月4日最新版】 1万ポイント還元や最大20%還元などの施策が充実 (2024年05月04日)
  2. 4万円台からの「Nothing Phone (2a)」は誰向けか Phone (2)との比較で分かったこと (2024年05月05日)
  3. 皆さんは「スマホにガラスコーティング」してますか? 私はしていません (2024年05月04日)
  4. ダイソーで110円の「ガラスコーティング液」は本当に使える? 試してみた結果 (2024年04月29日)
  5. 楽天モバイルがeSIMの不正乗っ取りについて注意喚起――安心安全に使えるeSIM環境を業界を挙げて取り組むべき (2024年05月05日)
  6. au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【5月3日最新版】 最大20%や35%の還元施策あり (2024年05月03日)
  7. 最新デジアナ文具でスケジュールも手書きしてアップ!? サラサラ書き心地の良いゲルインキタイプも登場──NeoLAB「Neo smartpen A1」 (2024年05月04日)
  8. ガストやバーミヤンの「テーブル決済サービス」、楽天ペイも利用可能に レジへ行かずに卓上会計 (2024年05月05日)
  9. LINEの気になるトークや写真などを「Keep」する機能、8月28日で終了 同社がバックアップを呼びかけ (2024年05月04日)
  10. ドコモ販売ランキング:「Pixel 7a」人気がじわり再燃、「Galaxy S24」は10位に後退  (2024年05月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年