![]() | 『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』撮影の裏側に潜入、J:COM加入者向け見学ツアーに同行してみた | - | |
2024-10-31 11:20 | ????0? | ||
この作品でCGは使っているのだろうかと思って聞いてみると、「はい、使っています。例えば、ロケの現場で電線が映ってしまうようなところでは電線を消します。他にもどうしてもカツラの継ぎ目が分かってしまうことがあって。そんな場合もCG処理しています」と福居さん。昨今はカメラもテレビも解像度が高くなったので、昔なら見えなかったようなディテールまで映ってしまうという。屋外でロケ中に飛行機が飛んできたら、やはり撮り直すのだろうか? そんな質問には「基本的にはリテイクしますが、音声をチューニングすることで消せる場合があります」とのこと。ではグリーンバックを使うことはあるのかと続けて聞いてみると「もちろん使用しますが、その場面だけ絵が浮くことがあります。だからといって全編グリーンバックで撮ると、今度は『スター・ウォーズ』のような映像になってしまいますし、相当な予算がかかります。グリーンバックだと俳優さんの演技に力が入らなくなるとも言いますし、本作はできる限りセットやロケーションを作り込んで撮影を行なってます。ただ東映東京撮影所ではLEDウォールなども試しはじめているようです」という答え。美粧・床山の大村弘二さんは、第47回日本アカデミー賞(2024年)で協会特別賞を受賞している。「カツラ作りは、俳優さんの頭の形にぴったり沿うようにアルミ板で土台をつくるところから始まります」と大村さん。左右で頭の形が違う人も珍しくないんです、と話す。最近のドラマ撮影については「映像が4K~8Kまで高画素化されたでしょう。髪の生え際(カツラの際)が気になってしょうがないんですよ」。ちなみに、これまでカツラ作りで苦労した人は?という問いかけには「元横綱の曙さんのカツラは大きかったですね。作ってみたら『これバケツ?』っていうくらい大きくて(笑)」と秘話を明かした。J:COMの担当者は、同社が新作時代劇に取り組む意義について「時代考証、カツラ、殺陣、衣裳、小道具、そういった技術やノウハウを次の世代に残すため」だと説明する。「最近は、時代劇作品が減りました。その結果として、これまで職人さん、そして撮影所が育んで受け継いできた大事な文化が、未来に引き継がれない恐れが出てきました。今後、幅広いファンの獲得を目指して、新作時代劇に若い俳優さんを起用することも必要となるでしょう。また視聴できるプラットフォームを増やすことも意識していきます」。最後に、ツアーの参加者にも話を聞いてみた。抽選が当たって夫と参加できることを楽しみにしていたという女性は「撮影本番の緊張感を味わえたし、画面からは俳優の皆さんの熱意も伝わってきました。時代劇は昔から好きです。子どもの育児も終わったので、また最近になって見ているんです。北大路欣也さんは、想像していた以上に眼力があって、でも気さくに雑談にも応じてくださいました」と笑顔を見せていた。 -- ???????? | |||
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