5 | 工藤寛顕のいいものブックマーク 第4回 旅路を共にした最新NCイヤホンの実力(ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4) | ----------- | |
2024-04-25 17:50 | ????0? | ||
NCをオンにすれば、ザーザー降りの雨音もポツポツと小さく聴こえる程度に抑えてくれます。とはいえ、まわりの交通音なども小さく聞こえてしまいますから、周囲の状況によってオンオフを切り替えるのがよいでしょう。また、NC機能には風切音の防止モードも用意されています。通常のNCだと気になってしまう風切音も、設定を切り替えることで低減されるので、こちらもシーンに応じて使い分けると効果的です。そんな道中では、上白石萌音さんのカバーアルバム「chouchou」を再生。アカペラやピアノ弾き語りなどバラード調の楽曲が続きますが、しっとりとした柔らかな歌声、その小さなブレスの質感にいたるまで、立体感のあるクリアな再生能力は見事。雨の日に似合うような落ち着いた楽曲は、得てして雨音が強すぎると雰囲気が損なわれがちですが、優れたNCと精細な描写力を持つサウンドのおかげで心地よく堪能できました。このときはトランスペアレント(外音取り込み)モードをオンにしていましたが、空港内のアナウンスだけでなく、少し離れたところに置いてあるテレビの音声まで聞き取れました。手元で再生している動画の声とも違和感なく共存していて、動画の内容に集中しつつ、アナウンスがあればすぐに気がつける、という絶妙なバランス。外音取り込み機能にありがちな「再生してる感」もかなり抑えられていて、ホワイトノイズも少ない自然な取り込み音です。そういえば、ハイエンドイヤホンを初めて購入したときのあるあるとして、オーディオにハマる以前に好きだった曲を聴くと「こんな音が鳴ってたんだ!」と驚く、というものがあります。最近はAirPods Proを皮切りに3~4万円以上のTWSが普及し、高価なイヤホンを購入する人も増えてきていることでしょう。各種サブスクサービスで古い曲も気軽に聴けるようになっていますから、新しいイヤホンのサウンドを試すときにはさまざまな楽曲を引っ張り出してみると楽しいはずです。そんなこんなで、東京にある自宅を出てからおよそ5時間ちょっと。実家に到着し、イヤホンのバッテリーは残り30%ほどになっていました。TWSのバッテリー性能は購入時にも気にしがちなポイントだと思いますが、実際にここまでの長時間を使用しつづける機会というのはそう多くないもので、スペック通りにしっかり頑張ってくれたMOMENTUM True Wireless 4にはこれまで以上の愛着が湧いてきました。皆さんもお気に入りのポータブルオーディオを手に入れたら、一緒に旅をするような気持ちで遠出してみるのもよいかもしれません。 -- ???????? | |||
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